白岩校長からの祝辞では、コロナ禍の中でスタートした学校生活を振り返り「授業や行事で制約がある中でも、自己実現の力を蓄え、磨き続けました。努力し続けた姿は私たちの誇りです。」との言葉がありました。また、先日行われた協創コンテストで最優秀賞を受賞した高校１年Miaさんの弁論を紹介し、「誰にでも失敗や壁にぶつかることはあるもので、失敗を恐れてチャレンジしないことの方が失うものが大きいです。一度きりの人生なのだから、と言い聞かせ、自分に何ができるか、自分らしさとは何かつきつめてみてください。そして、協創という校名に込められた想いを胸に刻んで、一度きりの人生を謳歌してください。」とメッセージを送りました。

卒業生代表の答辞では、「高校生活では仲間と共に切磋琢磨し合い、努力し、成長することができました。受験の際には必死に自分と向き合い、悩みぬいたが、その経験がこれからの自信や成長の糧になっていくと思います。」と３年間を振り返りました。同時に、多くの人に恵まれ支えられてきたことへの感謝の想いも語られました。最後は、「この３年間の思い出に浸ったり、高校生活に戻りたいと思う気持ちもあるでしょう。それでもこの卒業の門出に前を向いて一歩踏み出し、２０４人２０４通りの未来に向けて歩み続けます。この卒業式を素晴らしいゴールであると同時に私たち卒業生の新たなスタートにするために。」という新たな門出にふさわしい言葉で締めくくられました。

※学校賞とは、学内にてよく建学の精神を体し伝統ある校風のもと学業にはげみ他の模範として優秀な成績をおさめた者に授与される賞
※日本私立中学高等学校連合会賞とは、私立学校に在学中によく建学の精神を体し伝統ある校風のもと学業にはげみ他の模範として優秀な成績をおさめた者に授与される賞
※協創賞とは、広島修道大学元学長・市川太一氏のご寄付によって創設されたものです。本校の教育目標である「グローカル・イノベーション・リーダーの育成」（地球的な視野で考えて、地域社会で協創できる人材を育む）に則って、正課内外の国際交流活動や地域貢献活動、生徒自治会活動及びクラブ活動の運営に積極的に取り組み、成果をあげた生徒または団体に授与される賞