12月16日に本校、協創ホールにて、中学生対象にKyoso Presentation Contest2023を開催しました。コンテストは日本語部門、外国語部門、ゲストスピーチの3つのセクションで実施しました。日本語部門9名、外国語部門11名、そしてゲストスピーチ3名の計23名がプレゼンテーションを披露しました。

日本語部門は、各学年３名ずつ、クラス選考、学年選考を勝ち抜いたメンバーが代表としてスピーチをしました。中学1年生は身近な話題から、中学2年生は将来について考えること、中学3年生は社会問題についての自分の考えを表現しました。歩きスマホや、校則の見直し、部活動の規律、試験をする意義など日頃から生徒たちの多くが関心を持っているテーマが多く見られました。

外国語部門は、暗唱の部と外国語部門の2本立てで行いました。暗唱では、中学１年生は、Alex’s Lemonadeというアメリカの実話を表現し、中学2年生は、A Present for Youという心温まる物語文を表現しました。例年、中学１年生は暗唱部門のみの出場でしたが、この度は中学1年生も自由英作文にチャレンジしました。自由英作文の部では、中学３年生は研修旅行で行ったマレーシア・シンガポールでの体験をもとにスピーチをしたり、中学２年生は本校の教育目標である、Glocal Innovation Leaderを意識したlocal problemとglobal problemをテーマにスピーチをしました。

ゲストスピーチでは、広島修道大学からの留学生、金雄さんが平和についての考えを中国ならではの視点から披露しました。また本校への留学生であるMia Hannah Chetcutiさんがスイスでの学校生活についてスピーチをし、本校在校生である孫 碩韓さんが流暢な中国語で日本と中国についての違いについてスピーチしました。

各部門が終わるごとに、広島修道大学から審査員として来ていただいていた先生方からの講評をいただきました。日本語部門では、話し方について学びを深めることができました。使用する言葉遣いによって相手との心理的距離が縮まること、例えばあえて方言を使って話すシーンを作るなど、スピーチを聞いている側に親近感を持たせる工夫をすることも弁論をする際の戦略のひとつだということを、実体験を交えてお話していただきました。また、外国語部門では、自分の持ち時間を存分に使うことや視線についてお話をいただきました。正面のある一点だけを見つめて話をするのではなく、左右に視線をしっかり配りながら訴えかけるような話し方をすることで、同じ内容でも伝わり方がかなり変わってくるということで、来年度のコンテストに是非生かしていきたい内容でした。

Glocal Innovation Leaderの要素として必要不可欠な力である、自分の想いを伝える力をこのコンテストを通して磨くことができました。さらにレベルアップして来年度のコンテストを迎えられるよう、教員生徒ともに精進していきます。