2023.03.15

中学 高校

2022年度 第9回教職員研修会を行いました

本校の教育目標であるグローカル・イノベーション・リーダーの育成に向けた「探究型学力」「協創する力」「社会参画する力」「自己実現する力」という4つの力を育てるためには、質の高い学校教育を実現することが求められます。この実現に向けて、教員一人ひとりの能力と意欲の向上を図り学校の教育力を高める人材を育成するための取り組みの一つとして、定期的に教員研修を実施しています。今回の研修では、教員のみではなく事務職員も参加いたしました。

みんな違ってみんないい 対人関係スタイルコミュニケーション

今回は、株式会社メイツ中国の宮前道子氏を講師として「みんな違ってみんないい 対人関係スタイルコミュニケーション」をテーマに、対応力を高めてコミュニケーションの幅を広げるスキルについて学びました。
まず対人関係スタイルとなる対応力を身につけるメリットとして、仕事の効率が高まること、提案力・交渉力がアップすること、苦手なタイプを攻略できることが挙げられました。また、その対人関係スタイルとなる「促進 プロモーター」「支持 サポーター」「支配 コントローラー」「分析 アナライザー」の4つのどれに自分が当てはまるかという自己分析を行いました。異なる対人関係スタイルの人とのコミュニケーションにおいて苦手意識が生まれるのは、経験や体験を通じて身につけるものの見方・考え方である「観念のメガネ」をもっているからであり、その「観念のメガネ」をつくっている代表的なものとして価値観(人が無意識にもっているもので評価を下す判断基準、動機づけ、やる気、モチベーションなどに深く根ざし影響を与えるもの)、ビリーフ(信念、信条、思い込み、信じ込みなど)、言葉の辞書(意味)があります。これらを踏まえて、異なる対人関係スタイルの人との効果的なコミュニケーションの取り方として、「促進 プロモーター」に対しては「さすがですね!」、「支持 サポーター」に対しては「あなたのおかげで~できたよ!」、「支配 コントローラー」に対しては「まかせるよ!」、「分析 アナライザー」に対しては「よく調べたね。助かったよ!」という伝え方が効果的です。研修の終わりでは、自分と異なる対人関係スタイルの人とお互いストレスなく円滑にコミュニケーションを図るためにできることを具体的に考えました。学校教育活動のさまざまなコミュニケーションの場面において、自分と異なる対人関係スタイルの相手を受け入れ必要な時に合わせて対応すること・自分の強み、人それぞれの強みをうまく引き出すこと・それぞれの対人関係スタイルを活かした配置、役割を与えることの大切さを再認識することができました。
今後もこのような研修を通して、修大協創の教職員は学び進化し続けていきます。そして、学校教育がより活性化していくことを目指します!