2023.02.24

高校

高校3年生木戸さん 県立図書館広島サミット応援事業 POPコンテスト教育長賞受賞!

2月18日、広島県立図書館広島サミット応援事業「小・中・高校生ポップコンテスト」において、高校3年生の木戸愛さんが「教育長賞」を受賞しました。
独創性の高い素晴らしい作品を創作し、応募総数 318点の中から選ばれました。

5月に開催されるG7広島サミットで意見交換されるテーマや参加国に関連する本のポップは、今年8月20日まで広島県立図書館のG7サミット特設コーナーに展示されています。 図書館を利用する利用者から「広島のこどもたちは、こんな本を読んでいるんですね!」と好評とのことです。

司書の仕事にも興味がある木戸さんは、12月に広島県立図書館で開催された「広島県高校図書委員研修会」にも参加し、LRCボランティアとして活躍してくれています。

木戸さんの表彰式での受賞スピーチ
本日は、このような素晴らしい賞をいただき、光栄に思います。
私がPOPで紹介した本は、辺見じゅん氏が書いた『収容所から来た遺書』です。この本は、第二次世界大戦中、シベリアの収容所に入れられた人々の約10年間の様子が描かれてます。この本に出会ったきっかけは、佐藤教頭先生の地理の授業でロシア情勢を学び学校の図書館で読みました。

今、映画館で「ラーゲリより愛をこめて」というタイトルで映画化され、現在も公開されいてる作品です。どんな過酷な状況でも、前向きに力強く生き続ける主人公に感動しました。POP作成で工夫した点は、紙である素材を生かし、わざとくしゃくしゃにしたり、ところどころ、紙を破ったり、ちぎったりして「戦争」「遺書」を連想させるような見た目にしたこと。 周りの茶色のペンのインクでかすれさせて、古びた雰囲気がでるようにしたことです。

このG7広島サミットという貴重な機会を機に、広島から平和を考えるきっかけになれば幸いです。