2022.11.18

高校

修大コース探究科高大連携授業「商圏とは何か?」

今年度4回目の講義は「商圏とは何か?」をテーマにした、商学部の川瀬正樹先生の講義です。
「商圏」とは「商店や商店街などを日常的に利用する消費者が生活している範囲」のことを指します。ビジネスを展開したり出店を考えるときに、この「商圏」を把握し、顧客が自分の店に来てくれるかどうかを把握して出店をしていきます。
生徒たちの今回の目標は、事前学習、講義、事後学習を通して「自分たちが店舗を出店する場合、どこにどんな店舗を出店するか」を考えることです。地域をよりよくするために、どんな商店をどこに出店するのか、その地域の特性も考えながらグループごとに発表することが事後学習で求められます。この発表に向けて、生徒たちは、事前学習で自分たちが頻繁に利用する店舗を書き出し、その立地と利用頻度の関係を分析していました。また、買い手として家からどのくらいの距離にある商店に買い物に行くのか、どれくらいの金額を使うのかということも付箋に書き出して分類をしていました。買い手としての視点で、商店の立地について考えてきましたが、講義では、川瀬先生が提示してくださった広島県の商品概念図を見たり、GIS(地理情報システム)の地図情報を見たりしながら、経営者の視点から「商圏」について考えることや商店立地を考えることを学びました。
今後は、「自分たちが店舗を出店する場合、どこにどんな店舗を出店するか」という発表に向けて、買い手の視点だけでなく、経営者の視点、商圏の考え方から商店立地を考えていきます。
 
探究科
協創教育の根幹となる「探究科」の授業では、国際交流によって得る探究心や表現力、協働型の学びがもたらす思考力や判断力、これらを融合しながら社会的な課題研究に取り組みます。あわせて課題解決を示す手法を学び、これらの相乗効果によってグローカル・イノベーション・リーダーへの成長をめざします。

商学部 川瀬正樹教授