2022.10.20

中学 高校

2022年度 第5回教職員研修会を行いました

数学科

本校の教育目標であるグローカル・イノベーション・リーダーの育成に向けた「探究型学力」「協創する力」「社会参画する力」「自己実現する力」という4つの力を育てるためには、質の高い学校教育を実現することが求められます。そのための取り組みの一つとして本校では定期的な教員研修会を実施しています。
本校では昨年度より取り組んでいる協創ルーブリック(学校ルーブリック)、教科ルーブリックをもとに各教員において授業におけるパフォーマンス課題を設定しています。このパフォーマンス課題を活用した評価とは、これらのルーブリックを用いて特定の資質・能力項目を発揮する課題に生徒が取り組みその学習プロセス、プレゼンテーション、作品等を評価します。評価は授業の最後に振り返りシート等を活用し、自己評価を基本とし生徒同士の相互評価や教員評価を適宜加えます。各教員においてルーブリックを用いた目標提示・評価を行う授業を実施しています。具体的には、2学期・3学期においてパフォーマンス課題を設定した授業を行い教員同士で授業観察を実施しています。さらに、これらの取り組みは、11月25日に本校で実施される公開研究授業においても実践されます。

今回の研修会では、昨年度に引き続きましてコアネット教育総合研究所の松原和之所長を講師として「ルーブリックの実践に向けて」をテーマに、講義・ワークショップ形式にて、単元別ルーブリックの作成に取り組みました。

授業の中ではこの単元別ルーブリックを生徒に示しながらその単元でねらっている力を身につけるための授業を展開します。学期ごとの総括的評価は教科ルーブリックを活用し、日常の形成的評価には単元別ルーブリックを活用することとなります。今回は、中学における単元別ルーブリックの作成に取り組みました。各教科に分かれて、①ルーブリック目標⼀覧表に、各学年で学習する単元を記⼊②その単元で目標とするルーブリック項目を選択③そのルーブリックについての目標水準(S〜D)を決定④目標としたルーブリックを⾝につけるためのパフォーマンス課題を考え記⼊の流れで研修を実施しました。

これらの単元別ルーブリックを活用したパフォーマンス課題を通じて、生徒一人ひとりが自らの成長度をふりかえることができるようになります。自分の成長を見える化することが、次なる挑戦・取り組みへのステップとなり、4つの力を育むことにつながっていきます。このような機会を通して、常に4つの力を意識しふりかえることで、修大協創はグローカル・イノベーション・リーダーの育成を目指します。

国語科

社会科

左:コアネット教育総合研究所 松原氏

家庭科