2019.09.06・10探究科特別研修「問いを立てる・磨く」

「課題発見」のヒントを学ぶ

9月6日(金)、10(火)6、7限に各日4クラスずつにわかれ広島修道大学 学習支援センターの先生方による探究科特別研修が行われました。

「問いをたてる・磨く」をテーマに高校1年生に授業を行っていただいたのは、広島修道大学 学習支援センター 森河センター長(法学部 教授)、学習アドバイザー 斉藤先生、是澤先生、松村先生の4名です。本校では、「課題発見・解決」を最終目標とした「探究科」という授業があります。今回は、探究科の「課題発見」のヒントとなる授業として”学問の要である「問い」について学び、自ら問いを立て、磨き上げることを体験できるワークショップが実施されました。

まずは「問い」とは何か、問いを立てる意義について、着想についてを学びました。次に問いの立て方の練習として昔話「桃太郎」をテーマに配られた用紙に各自「問い」をどんどん記入していきました。”桃太郎はなぜ切られずにすんだのか?” ”猿と犬とキジで鬼と戦えるのか?”など様々な「問い」が出てきました。
出てきた「問い」を4つのレベルに振り分けることをしました。(レベル1:事実・定義・基本情報を求める、レベル2:分析を求める、レベル3:仮説・予想を求める、レベル4:評価・意見を求める)

桃太郎による「問い」練習になれたところで、本番です。
テーマは貧困についてでした。練習と同じように「問い」を立て、振り分けます。次に友達同士ではなく、生まれ月毎に分かれ更にそこから男女混合の4~5人のグループに分かれて「問い」についてグループで共有し、「よい問い」を検討して1つ選びました。初めて話す同級生との学びにより、新しい発想や刺激を受けることができました。
最後に自発的にグループで決めた「よい問い」を発表し合いました。

この授業を通して「問いを立てる・磨く」には、「問い」をどんどん出し、レベル毎に振り分け、そしてグループで検討するということを実践して学ぶことができました。
探究科
協創教育の根幹となる「探究科」の授業では、国際交流によって得る探究心や表現力、協働型の学びがもたらす思考力や判断力、これらを融合しながら社会的な課題研究に取り組みます。あわせて課題解決を示す手法を学び、これらの相乗効果によってグローカル・イノベーション・リーダーへの成長をめざします。

広島修道大学の先生方 左から斉藤先生、松村先生、是澤先生、森河先生

第一体育館で実施しました

桃太郎を課題に「問い」の練習中

「問い」を4つのレベルに振り分け

自分の書き出した「問い」をレベル毎に発表 留学生のペトロさん

視点を変えたらみえ方が変わるを体感

グループに分かれて「よい問い」を検証

グループに分かれて「よい問い」を検証

グループに分かれて「よい問い」を検証

グループで検証した「よい問い」を自主的に発表

グループで検証した「よい問い」を自主的に発表

グループで検証した「よい問い」を自主的に発表