2019.09.09広島修道大学留学生交流

グローバルな視点を持って自己のキャリアを考える

9月9日(月)広島修道大学の留学生と高校1年生、中学2・3年生との交流を行いました。
この取り組みは、広島修道大学の留学生との交流を通じて、文化の多様性を受け入れ、グローバルな視点を持って自己のキャリアを考え、「持続可能な社会の構築」や「国際社会の平和と発展」に貢献できる生徒の育成のための一助となることを目的としています。

今回、来校してくれたのはアメリカ・ドイツ・中国・韓国・台湾・ベトナムの6ヵ国から来日している22名の広島修道大学 留学生の皆さんです。
まずは、校内見学でスタディホール、LRC、第一体育館、サイエンスゾーンや保健室などを見て回り、母国の中学・高校との違いを体感していました。中でも保健室があるのは珍しいようでした。
次に、茶道室に移動し中学・高校の茶道部員による茶道体験をし、茶道部の丸山先生や茶道部員から茶道について細かな説明を受けていました。茶道部員はお点前の時に英語で説明をしていました。今回、中学生の茶道部員ははじめてお客様にお菓子を提供したり、亭主が点てたお茶をお客様のもとに運んだりする役割をこなし、更に、英語での説明や茶道を通しての国際交流をしました。
*本校ではグローカル・イノベーション・リーダー育成に向けて茶道の授業があります。

茶道体験後は、高校1年生(8クラス)と中学2年生、3年生の各クラスに留学性2~3人が移動し、国際交流を英語や日本語で行いました。
交流は、インタビューなどを行い、出身国についてや大学での専攻、日本留学の目的などを通して、共通点や違いを知り文化の多様性を理解し、年代の近い留学生の話を聞くことでキャリを考えることができました。
インタビュー後には、フルーツバスケットや花いちもんめなど日本の遊びを一緒にするクラスや日本や留学生の国の流行のアーティストなどをインターネットで調べ、映像を一緒に観ていたクラスもありました。

中学校の具体的な留学生との交流内容を次の文章でご紹介します。

茶道部員による茶道体験 英語でスピーチ

茶道部員 高校生 器について説明

茶道部員 中学生

高校1年生 留学生交流

事前準備したインタビュー

インタビュー中

ウエルカムボード

中学2年生 留学生交流

中学3年生 留学生交流

[中学校]修道大学留学生との交流会
中学2年生と3年生が修道大学の留学生と交流会をしました。
この日のために、生徒たちは英語やLHRの時間で英語でプレゼンテーションを作成しました。
中学2年生の目標は「写真を提示し、英語で説明して、質問をする。」です。
KさんとMさんのプレゼンでは、宮島の観光客の様子と広島名産の牡蠣のことについてです。
宮島のプレゼンを少し紹介します。
”Miyajima is a World Heritage Site. Many visitors from overseas come to Miyajima.”
(宮島は世界遺産で、海外からの観光客がたくさん訪れます。)
~中略~
"Question: How many visitors visit Miyajima in a day? 1-About 21000poeple 2-About 13000people 3-About 15000people "
(何人が一日に宮島を訪れるでしょうか。)
留学生の方々は、話し合いながら質問に答えてくれました。(ちなみに正解は2です。(生徒調べ))
プレゼンの後は、留学生と日本の遊びや歌で体を動かしながらアクティビティーをしました。
修道大学の留学生のEさんは
「日本に来てまだ間もないし、日本語はあまり上手ではありません。
 中学2年生のみなさんが一生懸命英語を話しているのを見て、私も日本語をがんばらないといけないと思いました。」
と、ゆっくりの日本語で笑顔で答えてくれました。
生徒のSさんは
「英語でプレゼンをするのは初めてで、少し緊張しました。英語の時間で何度も練習して通じたのでよかったです。
 私も、海外に行ってみたいと強く思いました。」と充実した時間を過ごしたようでした。

中学3年生の目標は「写真を見せ、英語で日本の文化を説明し紹介する」です。
OさんとYさんのプレゼンでは、日本の文化についてです。
少し紹介します。
"Manga is a new tradition in Japan. Recently many foreingners love them."
(漫画は新しい日本の伝統になりつつあり、最近ではたくさんの外国人の方に支持されています)
~中略~
ドラえもんや名探偵コナンの写真を見せて説明しました。
"Kimono is one of Japanese traditional fashion. Many people wear it on a specail day."
(着物は日本の伝統的なファッションで、特別な時に着ます。)
~中略~
お祭りの様子や着物を着た写真をみせて説明しました。
プレゼンの後は、それぞれグループに分かれていろいろなことをお話ししました。
韓国の留学生の方とは韓流アイドルグループについて。
ドイツの方とは日本食について。中国の方とは昨日見たドラマについて。など。
ずっと話しても楽しくて話題が尽きません。あっという間に時間が過ぎてしまったようです。
留学生のAさんは
「実は去年もこの学校に来ました。生徒さんたちがいつも明るくて、楽しく話してくれてうれしいです。
コミュニケーションが上手ですね。」と笑顔で話してくれました。
生徒のMさんは
「平和学習の時にも外国の方々にインタビューをしたりして、外国人の方と話すことに全く抵抗がないです。
もし、英語が通じなくてもジェスチャーを使ったりしました。とにかくコミュニケーションを取りたい!
という気持ちが一番大切だと思います。」と自信に満ちた表情で話してくれました。