2021.06.03-16第1回修大コース探究科授業

広島修道大学での学び、研究について知る

講義動画視聴

探究活動を行うことで自らの課題を発見し、解決する力を身につけることを目標とする本校の探究科。高校2年生の修大コースでは「広島修道大学での学び、研究について知る」をテーマに広島修道大学の先生方から様々な研究分野の講義をいただきながら課題発見力と解決力に磨きをかけていきます。

第1回目の講義は、「新型コロナウイルス感染症と私たちの食生活(食育)」をテーマにした健康栄養学科の村上淳教授の講義です。6月はコロナ緊急事態宣言中だったこともあり、残念ながら、対面ではなく講義動画の視聴となりました。 まずは、修道大学の健康栄養学科ではどのような資格取得ができるのか、卒業後はどのような所で活躍しているのかという紹介で動画が始まりました。管理栄養士や栄養教諭など栄養に関する資格であれば、食事を提供する場での就職だけのように聞こえますが、薬局やドラッグストア、都道府県庁職員、保健所など様々な場所で、栄養の指導を通じて人々の健康づくりを支援しているということです。 そして、世界中で問題となったコロナ感染症を取り上げられ、「栄養学」の観点から考えると、どのような食生活をすると感染のリスクが少なくなるのかを説明してくださいました。感染のリスクを下げるためにはバランスの取れた食事で免疫系を整えることが必要で、塩や砂糖、脂肪分の摂取量を考えたり、外食の頻度を減らすなど、具体例やデータを示しながら説明をされました。もしかするとビタミンDがコロナ感染予防に効くかもしれないというデータもあるようです。食事のバランスという点でいうと、やはり和食が最も適切とのことで、「一汁 三菜」の日本型食生活が理想的ということでした。 飛沫感染や手洗いうがいなどの感染予防はもちろんですが、体の内面から整える大切さをあらためて考えるきっかけとなりました。

探究科
協創教育の根幹となる「探究科」の授業では、国際交流によって得る探究心や表現力、協働型の学びがもたらす思考力や判断力、これらを融合しながら社会的な課題研究に取り組みます。あわせて課題解決を示す手法を学び、これらの相乗効果によってグローカル・イノベーション・リーダーへの成長をめざします。

当日使用した資料