2019年度三瓶山宿泊研修(中1、2)

宿泊研修の目的
規律ある共同生活をしながら、SAP(Sanbe Adventure Program)や三瓶山登山などに取り組みます。これらの研修活動を通じて心身を鍛錬するとともに、仲間との協力や友愛の精神を養います。 

1日目 2019.10.10

入所式
島根県三瓶山の麓にある国立三瓶青少年交流の家で2泊3日秋季宿泊研修がスタートしました。
日常とは異なる豊かな自然の中で五感を研ぎ澄まし、新たな自分を感じることを目標としています。
入所式では自治会長の南さんから「仲間と協力して有意義な研修にします」という力強い決意表明がありました。
研修中はSAPや三瓶登山など5つのプログラムを企画しています。
生徒の表情がどのように変化していくのかを楽しみにしています。

1日目

1日目

1日目

プログラム1.SAP
SAPとはSanbe Adventure Programuの頭文字をとった人間関係構築のためのプログラムです。
学年の折り返しのこの時期に「人との関係の気づき」や「人を信頼すること」を再確認するのはとても大切なことです。
仲間との協力の大切さや課題への挑戦などを通して、人間関係の大切さ・仲間の大切さを確認できたようです。

プログラム2.星空観察
宿舎から徒歩10分、灯りひとつないグランドで「秋の星座を探そう!!」を行いました。
秋の星座は明るくはないのですが「秋の四辺形」をはじめ星雲や星団が見えるため、じっくり星空観察するには適しています。
暗闇の中、グランドの中央にスクリーンとプロジェクターを置いてアプリと連動させながら解説が始まると、生徒からは「お~」と声が上がっていました。
雲一つない夜空ですが、残念ながら今宵は十日夜であり南の空には月齢11日のお月様が・・・
それでもカシオペア座、おおぐま座など秋の夜空を彩る星座を確認しました。途中、ギリシャ神話や流星の話があったり、星空早見表を使っての観察を行いました。

班長会
この研修は班長の頑張りと責任感に支えられています。元気いっぱいの班長会!!

2日目 2019.10.11

プログラム3.三瓶山登山
プログラム3では、標高1,126mの三瓶山頂を目指します。三瓶山登山を通して達成感や爽快感を感じることが目的です。
出発時間に合わせて校長先生が駆けつけて下さいました。
途中、根っこがむき出しとなっている箇所がありましたが、ブナ林から差し込む心地よい日差しと爽やかな空気が疲れを癒してくれます。天候に恵まれ山頂では360度絶景が見渡せました。サミュエル先生と日本海をバックに写真に納まったり、器械体操部員は逆さ三瓶(?)を楽しんでいました。

同時3元中継(シンガポール・ひろしま協創中・三瓶山)
三瓶山登山が終了して、「夕べの集い」までの僅かな時間を利用して、海外研修でシンガポール滞在中の中学3年生と学校にいる先生方、三瓶の中学2年生が、シンガポール - 広島 - 三瓶の同時3元中継にチャレンジしました。海外研修中の3年生はシンガポールの大学生と自由行動を共にするB&S(brothers & sisters)を終え、ホテルの1室で事後研修を行っている最中でした。途中、シンガポールの大学生も加わりグローバルで楽しい時間を過ごしました。

夕べの集い
研修中、朝の集いや夕べの集いでは、宿泊中の他団体の方々と交流を持ちます。今日の夕べの集いで交流したのは、お泊り保育中の地元の園児さんでした。生徒・園児の双方にとってあまり交流のない世代間なのでしょうか。生徒にとってはとても新鮮な交流だったようです。園児の一生懸命で無邪気な全身じゃんけんに中学生も昼間の登山の疲れが癒された一時だったようです。

プログラム4.探究活動
夜の研修では、探究活動に挑戦しました。
中学2年の探究活動の目標は情報発信です。職場体験を通じて、仕事についての理解を深め文化祭で発表することを目標に取り組んできました。これまで情報発信ツールとしてiPadのClipsやパソコンでPower Pointを活用してきましたが、今日の研修ではiPadのiMovieを活用して情報の整理と発信を行いました。文化祭に向けたトレーニングとして三瓶研修の写真を利用してiMovieの活用イメージを広げました。生徒はちゃっちゃとアプリの活用を習得し、1分間の動画を作成していました。
一方、中学1年生はStop Motionアプリを活用した動画づくりの構想を練りました。仲間と協力して、いかにインパクトのある動画が作成できるかがポイントです。こちらも完成し次第、公開いたします。どうぞお楽しみに・・・。

3日目 2019.10.12

プログラム5.野外炊飯
台風19号の影響で大雨・暴風となり、野外炊飯にはあいにくの天候でした。メニューはカレーライスです。昨年までは女子ばかりだったこともあり、カレーライスの味はどの班も美味しく、そして手際よく・・・ところが、男女共学の影響がカレーライスの味に影響するとは思ってもいませんでした。
てっきり、釜戸は男子、調理は女子と思いきや、釜戸では女子優勢、調理は女子生徒の指示を受けた男子が不慣れな手つきで担当しています(笑)。そして、男子は大雨・暴風の中、薪を確保しに離れの薪置場まで走る・走る。
今年のカレーライスの出来栄えは・・(ご想像にお任せします)