2021.11.17

中学 高校

2021年度 第8回教職員研修会を行いました

本校の教育目標であるグローカル・イノベーション・リーダーの育成に向けた「探究型学力」「協創する力」「社会参画する力」「自己実現する力」という4つの力を育てるためには、質の高い学校教育を実現することが求められます。そのための取り組みの一つとして本校では定期的な教職員研修会を実施しています。
この研修会において、現在主に取り組んでいるテーマがルーブリックの作成および活用についてです。学校ルーブリック(協創ルーブリック)では、教育目標である4つの力を日々の教育活動の中で意識できるように、4つの力に対するさまざまな到達度を示す基準を作成しました。そして、それを各教科としての本質的・汎用的な資質・能力として捉えた基準である教科ルーブリックを作成しました。

今回は、コアネット教育総合研究所の松原和之所長を講師として「協創ルーブリック(学校ルーブリック)の活用に向けて」をテーマに、講義・ワークショップ形式にて、学校行事において身につける資質・能力を確認し、ルーブリック目標一覧表を作成しました。協創ルーブリックとは、本校の日々の教育活動における4つの力に対するさまざまな到達度を測るものです。学校行事においても、その行事ごとで測られる課題等がルーブリックで示され、教員間のみでなく生徒とも共有していきます。例えば、中学2年生で実施予定の職場体験では、「職場体験先の職業内容の調査」が事前活動として行われます。そこでは、ルーブリック評価項目として「観る力」「問う力」「社会を理解する力」が挙げられます。
これらのルーブリックを通じて、生徒一人ひとりが自らの成長度をふりかえることができるようになります。自分の成長を見える化することが、次なる挑戦・取り組みへのステップとなり、4つの力を育むことにつながっていきます。このような機会を通して、常に4つの力を意識しふりかえることで、修大協創はグローカル・イノベーション・リーダーの育成を目指します。