特進コース１年生対象の「弁護士の先生による講演会」が開催されました。 この講演会は、２年生からの文理選択を考える上で一助になるように毎年開かれているものです。
講師としてお迎えしたのは、秦 洋二郎 先生です。 講演テーマは「弁護士の仕事に携わって」ということで、ご自分のプロフィール紹介（どうして弁護士になったかを含めて）から始まり、実際になってみて感じたやりがい（具体的な民事事例や刑事事例を挙げながら）など、弁護士という職業の魅力について面白エピソードを交えながら語っていただきました。若者への熱いメッセージが随所にちりばめられた講演会でした。
事後のアンケートには、「弁護士という職業へのイメージが変わりました。」など、弁護士に対する印象の変化について書いているものや、「犯罪者は『いい人が悪い行動をしてしまっている。育った環境が影響している』と知り、人生や暮らしの中で犯罪を犯す理由があるのだと見方が変わった。」「万引きにより物価が上がってしまうという、小さな犯罪が地域全体へ影響を及ぼすことに驚いた」など、自分の見方・考え方のスキルアップにつながったことを書いているものがありました。
「『暗記をするのではなく、授業をきちんと聞いていれば理解できるのだから暗記する勉強などいらない』と聞き、暗記ばかりしていた自分自身が変わらなければいけないと思いました」、「今日の講演は将来への励みになりました。」、「弁護士という職業にさらにとても興味がわきました。もっと調べていきたいと思います。」としているものがあり、生徒たちにとってとても有益な時間になったようです。 また、「確実に有罪のとき、『弁護する意味があるのか』と思いますか。」とか、「どんなに犯罪者が悪くても、無罪にしようとしますか。」など、鋭い質問が書かれているアンケートもあり、後日それを秦先生に送ったところ、すべての質問に対して一つひとつ丁寧に答えたものを送り返してくださり、生徒たちはとても感動していました。

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日時：１１月１０日（水）16：10～17：10（60分間）
演目：「弁護士の仕事に携わって」～面白エピソードを交えながら、弁護士という職業の魅力を語る～
場所：協創ホール
講師：弁護士（海事補佐人）　秦 洋二郎 先生
所属：秦法律事務所

＊特進コース以外の生徒も希望者は聴講できます。