修大生の声在校生の声

人文学部 英語英文学科 4年

世界へと繋がるiCafeが私の癒しの場所

広島市立舟入高校出身

山田 佳世(やまだ かよ)さん

世界へと繋がるiCafeが私の癒しの場所

より日本語が好きになったバディ活動

1年次の夏から1年間、中国からの留学生のバディとして活動。冬休みを利用してニュージーランドへ短期留学し、バディの気持ちをより深く理解できるようになった。自身のグローバルな世界観も将来の夢も、すべて「iCafe」から広がったこと。バディ活動を通じて、日本語を教えることに興味がわき、大学で学んだ英語と日本語を活用した将来を見据える。

日本にいながら世界各地の友達ができる

ドキドキしながら入った「iCafe」

私がバディ活動するきっかけになった場所が、協創館(8号館)1Fにある「iCafe」です。多文化交流・多言語学習施設として、主に留学生やそのバディが集い国際交流が盛んに行われています。入学した当初から行ってみたいと思っていた場所でしたが、その扉を開けるのに少しだけ勇気が必要だった場所でもあります。国際センター主催の歓迎会に出席したことをきっかけに留学生との交流がはじまり、自分の大好きな居場所になりました。今では空き時間があるとまっすぐ「iCafe」に向かうほどですが、初めて足を踏み入れた日に緊張しすぎてすぐに退室してしまったのも、今となってはよい思い出です。

中国人留学生のバディとして活動

「iCafe」に通うようになってからバディ制度というものがあると知り応募。1年生の9月から2年生の8月まで、中国からの留学生のバディとなりました。携帯電話の契約や銀行口座の開設など、日本での生活基盤を整えるための各種手続きにも同行し、留学生がより快適に日本での生活を送れるようにサポートするのが役割です。また、私自身も1年生の冬休みを利用してニュージーランドに短期留学したのですが、このとき初めて留学生の立場に。バディの学びたいという気持ちや外国生活での不安な気持ち、望んでいることがよく分かり、帰国後は以前より深い話をすることができました。

日本語を教えることの喜びを知る

バディ活動を通じて、留学生とコミュニケーションを密にとって、お互いをよく理解することが一番重要であると気づきました。相手の気持ちを考え広い視野を持って考えること、たとえ言語は違ってもこの気持ちが大切なのは共通でした。留学生に日本語を教える機会が増え、母国語を教える難しさや楽しさを知り、なにより留学生が理解してくれたときの喜びは何ものにも代えがたい経験でした。これらの経験から、日本語の先生という新しい夢も見つけることができました。あの日、「iCafe」に飛び込んだ自分がいたからこそ、今こうして新しい可能性が見えたことを嬉しく思います。