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商学部 商学科 4年

将来の目標ができた横川地区での地域つながるプロジェクト

広島県立尾道商業高校出身

寺下 もも(てらした もも)さん

将来の目標ができた横川地区での地域つながるプロジェクト

SNSを活用して横川の魅力を発信

2019年度の地域つながるプロジェクトに参加。NPO法人広島横川スポーツ・カルチャークラブをはじめとした団体と連携して、広島市西区横川地区の次なるにぎわい創出の実現、また現状の課題解決に向けて活動しました。その活動のなかでは、SNS(Twitter・Instagram)を活用し、横川の魅力やイベント情報、観光資源を発信することに力を入れました。
SNSを発信する際は、イベント情報だけでなく、横川に住んでいる方におすすめされたカフェの情報を投稿するなど、イベント以外でも横川に興味を持ってもらえるように工夫しました。私たちと同じように、地域で活動しながら、SNSで魅力を発信している方々の取り組みも参考にし、興味を持ってもらえるような写真の撮り方や紹介文を考えました。

横川のイベントに積極的に参加

プロジェクトは私を含め計3名の学生が参加しました。全員が初めての参加だったため、最初の頃は、どのようにすれば地域の方に私たちの活動を理解し、受け入れてもらえるのかを模索しながら進めていました。私たちにできることとして、まずは横川について知ることを最優先だと考え、地域の方が行っている会議やイベントなどに積極的に参加しました。
横川で行われる会議には、商店街の方だけでなく、横川に関わる企業などの方も参加していたので、私たちの活動や名前を覚えてもらえるように名刺を作成しました。そうしていくうちに、私たちのやりたいことを手伝ってくださる方を紹介いただき、活動外でお会いした時に名前を呼んでもらえるようになりました。横川で開催されるイベントでは事前準備から参加して、自分たちが知らなかった活動や地域が抱える課題、興味深いお話など、普段の大学生活では聞くことができない地域の声を知ることができました。
たくさんの会議やイベントすべてに参加するのは大変でしたが、プロジェクトを終えた今では達成感や満足感を強く感じており、参加してよかったと思っています。

「楽しむこと」を第一に、メンバーと仲を深める

一番大変だったのは、メンバー間でのコミュニケーションの取り方です。私たちはプロジェクトを行うのも初めてで、初対面のメンバーだけだったので、全員の予定を合わせることや知り合って間もない相手に対して、自分の意見をどのように伝えたらいいのか悩みました。
その解決に向けて、私たちはメンバーでよい関係を築くためにお互いに話しをする機会をたくさん設けることを心がけました。また、横川でイベントが行われる際、準備段階は運営側として参加しますが、イベントが始まってからは、参加者のひとりとして楽しむことを優先し、イベントを満喫しました。私たちがイベントにメリハリをつけて参加でき、仲を深めることができたのは、地域の方々の協力や、「楽しむことが第一」と考える横川の方々の支えがあったおかげだと感じています。

地域つながるプロジェクトの経験を将来に活かす

 私はもともと、イベントや観光について興味をもっていました。プロジェクトでは、イベントや観光について教えていただいただけではなく、実際に挑戦できたこともあり、普段の大学生活では経験できないようなことをたくさん学べました。
 私はこのプロジェクトを経験し、地域を活性化させることができるような職に就きたいと、はっきりとした将来の目標を立てることができました。横川の方は住民自らイベントを運営し、そして地域をよくしようと積極的に活動されています。その姿を拝見し、地域を活性化できるのは企業や自治体だけではないと分かり、将来の選択肢が増えました。
 また、活動を通して多くの方と交流することができ、コミュニケーション能力もかなり伸ばすことができたと感じています。このプロジェクトに参加する前の私は、消極的で自分からなかなか発言できないことがありましたが、今では自分の意見や考え、疑問点などをはっきり伝えることができるようになりました。社会で必要なスキルも磨くことができたので、就職後にも活かしていきたいです。