理事長挨拶

ごあいさつ

学校法人修道学園 理事長 林 正夫
本学園は享保10年(1725年)広島藩5代藩主浅野吉長公が藩学の源となる「講学所」を創始したことに淵源を発しており、本年で299年に及ぶ歴史ある学園であります。
その後「学問所」「修道館」「私立浅野学校」「私立修道学校」等幾多の変遷を経てきました。

設置学校は修道中学校、修道高等学校、広島修道大学に加え、2015年4月からは鈴峯学園との合併により、広島修道大学附属鈴峯女子中学校・高等学校、鈴峯女子短期大学が新たに加わりました。その後、鈴峯女子短期大学は2017年3月に閉校し、その教育内容は、広島修道大学健康科学部等に引き継がれました。また、2018年4月には国際コミュニティ学部を開設し、現在広島修道大学は7学部大学院4研究科を併せ持っております。そして2019年4月から広島修道大学附属鈴峯女子中学校・高等学校の名称を広島修道大学ひろしま協創中学校・高等学校に変更、男女共学として開校しており、西日本でも有数の総合学園として発展してまいりました。

「修道」の名は、中国の古典の一つである「中庸」の「天命之謂性(天の命これを性といい)率性之謂道(性に率うこれを道といい) 修道之謂教(道を修めるこれを教えという)」に由来しており、299年の歩みはまさに「道を修めた有為な人材の育成」のための修道教育の実践でありました。

江戸、明治、大正、昭和それぞれ激動の時代にあって、幾たびか存亡の危機に遭遇しながらも、本学園が今日まで脈々として生生発展してまいりましたことは、先師先達のご尽力はもとより、広く社会からの評価をいただいた賜物であると存じております。
21世紀に入って社会は混迷の度を深めており、教育の重要性はますます高まっております。我々はこのことを深く自覚し、さらなる修道教育の充実を目指すべく日々努力を重ねてまいる所存でございます。

どうか今後とも本学園に変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。

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