1月16日、「教養講義(情報環境論)」において、生成AIを使い、災害に必要な支援を考える授業を行いました。授業では、どんなものが被災地域の避難生活において必要か、キーワード(プロトコル)を考えることによって生成AIを利用することを体験しました。
生成AIの利用は、私たちが考えているよりも多くの情報やアイデアを提供してくれるなどの理由から、さまざまな場面で利用への期待が高まっており、利用する機会も増えてくることが想定されています。授業では、利便性や汎用性のみならず、危険性やその特性にも触れた上で、「避難に必要な支援を考える」をテーマとし、実際にどのような支援が求められているか、生成AIと「対話」しました。当初は、「検索」するように利用していましたが、生成AIの特性の1つである「対話」を意識させることで、学生らしさのある質問文(プロンプト)を作成する様子が見られました。
授業終了後は、生成AIの回答に加えて、学生が考える被災地への支援物資を任意で募りました。その結果、学生十数名からタオル、乾電池、ビニール袋など、実用的な支援物資が集まりました。この支援物資は、授業担当の阿濱教授が被災地の災害支援に役立てました。
この活動を通して、学生は具体的な支援物資についてイメージが描けたようです。学生の感想として、「被災地への支援は、お金の寄付やボランティア活動だと思っていたが、生成AIに尋ねてみると支援物資の寄付などもできることに気づくことができた。」「実際の避難生活が想像できなかったので、生成AIに聞いてみて必要なものがわかった。」などがありました。
このたびの令和 6 年能登半島地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、 被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を願っております。
広島修道大学の臨床心理相談センターでは、能登半島地震被災に伴い、広島市およびその近隣地域へ避難してこられた被災された方を対象に、心理相談・心理支援を行っています。
期間は2024年2月5日から6か月間を予定しており、費用は無料です。
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