2024.02.09

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フードバンクへの取り組み、学生に食品・食材を配布

1:貧困をなくそう 2:飢餓をゼロに 3:すべての人に健康と福祉を 12:つくる責任つかう責任 17:パートナーシップで目標を達成しよう



2023年に発足した地域共創サークルAICY(アイシー)が、フードバンクに関する活動として本学学生に食品や食材の配布を行いました。
フードバンク活動とは、賞味期限が近いなどの理由で、通常販売が難しい食品・食材を経済的な負担等で困っている学生や福祉施設等へ、無償で提供するというボランティア活動のことです。
この活動の目的には、農家やスーパーで発生しているフードロスを軽減することだけでなく、本学の学生に対し「地域の企業や農家を知るきっかけを作る」といった目的や、SDGsへの関心を促すというものがあります。そのために、食品や食材を受け取る学生には、農家の農作業ボランティア募集などを紹介するウェブサイトへの登録を条件としました。
フードバンクの取り組みを行うにあたり、この活動の責任者である行友佳祐さん(法学部法学科3年)は、サークルのメンバーとともに学内のフードバンクの需要について調査を行いました。大学生が得られる恩恵は「食費の節約」ではないかと想定し、「食費に関するアンケート」を実施、161名の回答を集計しました。結果として、「食費に困った」という回答は全体の47.2%でしたが、フードバンクの食事提供を「受け取りたい」という回答は85.7%にも及び、このアンケートからフードバンクの需要はあると判断し、実行へと準備をすすめました。
 


企画にあたり、衛生上の留意すべきこと、食品の安全性、想定しうるトラブル、転売などの禁止事項、企業への協力体制、学校とサークルでの食品の受取に関するルールなどをすべて書面化して用意し、大学からの許可を得て、実行の運びとなりました。
11月30日に、広島の農家や地元スーパーと提携して用意した50セットの食品、食材を学生へ配布。経済的な余裕のない一人暮らしの学生にとって、この取り組みは生活を助けるものとなりました。
責任者である行友さんは「こうしたフードバンクへの取り組みは社会的な注目も徐々に高まっており、反響を加味して今後も定期的に行っていきたいです。」と抱負を語りました。
 
 


・その他の本学におけるフードバンク活動について
広島県呉市の団体「フードバンクくれ」より食品提供があり、学生センターより学生に無料配布しました。11月14日~16日の3日間実施し、お菓子やレトルト食品などの入った袋を合計200セット配布しました。