2024.02.09

  • 社会貢献

省エネルギーを考慮したキャンパス整備

7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに 13:気候変動に具体的な対策を


 
本学では、施設及び設備の効果的な省エネルギー活動を推進しています。2023年4月1日から施行された改正省エネ法(※1)では、非化石エネルギーの導入、拡大、転換が求められています。
本学では、この非化石エネルギーを活用することで、SDGsに大きく寄与するものと考えています。今回は本学が今年度に取り組んだ活動をご紹介します。
 

 
1.3号館太陽光発電設備の導入
 
 2023年11月に3号館へ竣工した太陽光発電設備。この太陽光発電設備は、3号館の動力機器に繋げており、創出した電力を3号館で消費しています。導入前のシミュレーションでは、3号館全体の約3割の電力を創出する見込みです。
更に3号館1階エントランスホールに発電状況を表示するモニターも整備しました。発電状況が見える化されたことで、構成員の省エネマインドの醸成に繋げています。
 
 
 
 


2.5号館・臨床心理相談センター 照明LED化

2023年の夏季休暇中に5号館と臨床心理相談センターのすべての照明をLED化しました。5号館の10月分電気使用量の対前年度比は28%減となり、エネルギーの効率化が数値ではっきりと表れた結果となりました。
教室の照明をLED化する背景として、トップランナー制度(※2)の推進が挙げられます。この考え方が導入されたことで、国内の大手メーカーはエネルギー効率の悪い蛍光灯の生産を終了しています。
本学としても、全棟の照明を順次LED化していく予定です。
 
 
 

 
※1 これまで日本のエネルギーの相当部分を占めていた化石燃料に加え、非化石エネルギーの導入、拡大、更には非化石エネルギーへの転換を求められるようになりました。この非化石エネルギーは環境への適合性が高く、温室効果ガスの削減も図れることが特徴です。
※2 エネルギー消費効率が最も優れているもの(トップランナー)の性能と今後の技術開発の見通しを考慮して定められた目標値を示し、その目標を達成するための製品開発を促す制度。