2023.07.10

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広島広域都市圏地域貢献人材育成支援事業 採択事業テーマ「空き家を活用した人口減少対策」

8:働きがいも経済成長も 9:産業と技術革新の基盤をつくろう 11:住み続けられるまちづくりを 12:つくる責任つかう責任



 安芸太田町の人口減少・空き家率等の地域課題に着目し、「空き家を活用した人口減少対策」をテーマとした活動に2021年度から取り組んでいます。この活動は令和3年度と令和4年度 広島広域都市圏地域貢献人材育成支援事業※に採択され、指導教員として国際コミュニティ学部木原一郎准教授と約20名の有志学生が取り組む地域連携活動です。
 2021年度は、安芸太田町の空き家を利用した短期移住体験やアンケート実施等の活動を通し、空き家対策そのものが人口減少対策の一環となり、地域住民のUIターンを促せるものになると考察しました。
 2022年度は、前年度の考察から新たな人口減少対策として「空き家を活用しながら地域コミュニティを醸成すること」が有効であるという仮説を立てて活動しました。地域コミュニティを醸成するために、安芸太田町の既存の施設を利用し、学生が企画・設営・運営の主体を担った「ママカフェ」を3回実施しました。参加者へのヒアリングや施設利用の様子、参加者の交流の様子などから、その効果を実践的に検証しました。
 さらに、2023年2月に開催された広島広域都市圏地域貢献人材育成支援事業活動成果発表会では、2022年度の活動成果として、場づくりを工夫すること、地域の方が気軽に立ち寄れることを重視し公共施設や遊休施設・空き家を選定すること、学生が潤滑油になりコミュニティ同士をつなぐこと、この3点の工夫を施した「多様な形のコミュニティカフェ」を実施することが、人口減少対策に効果があるのではないかという新たな仮説を立てたことを報告しました。
 今年度以降も引き続き人口減少対策の仮説を実践的に検証予定です。
 

※広島広域都市圏地域貢献人材育成支援事業について