本学の学生による地域貢献の活動として、学生が地域の方々と共に地域課題の解決に取り組む「地域つながるプロジェクト」と、その準備段階として「地域を知る」ことから始め、地域の抱える問題を発見することを目的に活動する「地域つながるスタートアッププロジェクト」があります。2010年度の開始からこれまで、延べ144プロジェクト1,537名が活動に取り組んでいます。
2月17日、2022年度活動報告会を開催し、計12プロジェクトが1年間の活動を報告しました。併せて、「地域つながるプロジェクト」はポスターセッションも行い、活動の目的や計画性、内容の充実度等により審査が行われ、7つのプロジェクトが表彰を受けました。最優秀賞を受賞した「防災意識を高めるプロジェクト」は、自然災害の続く近年、災害時にすぐ対応できるよう、地域の方や学生が防災意識を高め、防災知識を身につけてもらうことを目的に活動しています。活動は2021年度から継続して行い、今年度は中学生対象の防災イベントを地域の方々とともに企画し、他のプロジェクトと協働して開催しました。また、メンバーの多くが防災士の資格を取得し、併せて、SNSによる防災知識の発信に取り組む等、「防災の輪」を広げる工夫を行いました。
「地域つながるスタートアッププロジェクト」は1年生を中心に5プロジェクトが江田島や柳井など多様な地域を活動の場としました。報告会において、「行動を起こすことで先が見えた」「新たな課題が見えた」等の活動の振り返りがあり、次年度に向けての活動目標につながったようでした。
「地域つながるプロジェクト」・「地域つながるスタートアッププロジェクト」では、大学での学びを地域貢献に活用するとともに、広島の未来を拓く人材を育成し続けています。
【関連リンク】
2022年度 地域つながるプロジェクト・地域つながるスタートアッププロジェクト活動報告会を開催しました