2022.11.07

  • 教育

「新商品開発入門」~食育の重要性とアレルギー対応~

3:すべての人に健康と福祉を 17:パートナーシップで目標を達成しよう


 商学部の1年次生のA群特殊講義「新商品開発入門」では中国5県でユニークな商材の製作事例を採り上げ、どのようにしたら新商品開発に繋げられるのかを学んでいる。
 事例を選ぶ際には地方創生、その中でも外国人観光客(インバウンド)の受入れを加速化させて日本経済の一助となるために日本食、観光、地域資源を活用しつつ、中小企業・小規模事業者の発展に寄与することに主眼をおいている。
 とりわけ、食に於いてはアレルギー、ハラール、ビーガンというような食事に規制がある人々へ安全・安心な食の提供が求められており、アレルギー物質を取り除いた食品開発を行っている専門家として、女性創業家ソエル第3回受賞者である上田まり子氏に講義いただいている。
 講義では、アレルギー物質7品目を取り除くことも難しいなか、28品目を取り除いたチョコレートを完成させた事例やアレルギー対応スイーツの試食体験等を行なっている。学生はこの講義から食の多様性を通じて新商品開発やSDGsを学ぶ機会となっている。 

 



〔プロフィール〕
商学部 教授
川原 
直毅
専門分野:マーケティイング、マーケティング・リサーチ ブランド戦略、新商品開発など
主な研究テーマ:消費者購買行動とマーケティング諸活動に関する研究
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