2022.09.21

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ジェンダー、セクシュアリティを研究~研究発表や相談事業で地域に浸透を~

4:質の高い教育をみんなに 5:ジェンダー平等を実現しよう



大学院でジェンダーやセクシュアリティ、男女共同参画について研究しており、地域での研究発表や地方自治体の外郭団体の電話相談事業の相談員業務などを通し、地域が多様な性に寄り添える社会の形成をめざしています。
研究に取り組むきっかけは、学部時代に在籍していた教育学科の講義でした。ジェンダー等に関する講義で、性の多様性について理解が深まり、自分の中で意識が変化しました。
近年では、ジェンダー平等や性の多様性について認知が高まってきましたが、まだ地域に浸透していないと感じています。マスメディアやインターネット上の情報だけでなく、研究発表を通して身近に感じてもらうきっかけになればと考えて地域での発表に臨みました。特に、教育機関においては、教員の何気ない発言も子どもにとっては差別的に感じることもあります。教育関係の方々には特に意識してもらえればと思います。
また、相談員業務については、寄り添うことで当事者の方がつながりを感じ、気持ちが楽になり生活しやすくなると考え、取り組んでいます。特別な支援に限らず、地域が理解をして寄り添う社会が形成され、性を問わず社会に参画しやすい世の中にするため、これからも研究や活動を続けていきたいと思います。
 


坂根 桃瑛さん
人文科学研究科社会学専攻修士課程1年