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2019/11/29【法学部】法曹三者による裁判員制度に関する講演会を開催しました

11月27日、法律学科リーガルマインド養成講座として、法曹三者による裁判員制度に関する講演会を7号館学術ホールにて開催しました。法律学科1年次生を中心に200名近くの聴講者がありました。

講師として、広島の法曹三者の方々、広島地方裁判所の水越壮夫裁判官、広島地方検察庁総務部長の橋本晋検察官、広島弁護士会の宮崎翔太弁護士をお招きし、それぞれのお立場から、裁判員裁判に関するお話をしていただきました。
水越裁判官は、裁判員裁判ではどのような事件を扱うのか、裁判員裁判は通常の裁判とはどのように違うのかなど裁判員制度の仕組みについて、具体的に分かりやすく説明してくださいました。また、裁判員経験者の9割以上の方が「やってみてよかった」と感じているというアンケート結果を示されながら、学生達に裁判員としての経験を是非して欲しいと語られました。また、裁判員裁判10周年を迎えた今年、広島での裁判所・裁判官の活動の様子もご披露くださり、通常知り得ない裁判官のお仕事を垣間見られたように思います。橋本検察官は、フローチャートを用いながら刑事裁判手続の流れにつき説明してくださいました。公判前整理の重要さ、冒頭陳述とは検察官がこれからどのように裁判を展開していくのか(主張事実をどんな証拠で証明するのか)を予告する場であるなど分かり易い言葉で刑事裁判手続についてお話ししてくださいました。裁判員裁判になり裁判員に分かりやすいように証拠に関する書類を絞り込むなど検察庁での実際の運用状況についてのお話しもありました。宮崎弁護士は、まず、弁護士は、法曹三者といえども、ほか二者の法曹とは、置かれた状況が全く異なる法曹であると話始められ、刑事裁判における弁護人の立場についてご自身の経験を踏まえながら、分かりやすくお話してくださいました。そして、被告人・被疑者を弁護するという弁護人の役割や使命についてご自身の持たれる信念とともに、本年度も熱く語ってくださいました。

講演に続く質疑応答も活発になされました。法律の素人である国民を裁判に関与させることで裁判の質は低下しないのか、裁判員制度が導入され裁判員が関わるようになり刑の判断は重くなったのか軽くなったのかなど素朴でありながら核心を突く質問がたくさん出ました。それらに、三者それぞれの立場から丁寧に答えていただきました。
前期に裁判所見学・法廷傍聴を経験している1年生には、法曹三者それぞれの立場から直接語られたお話(質疑応答含む)は、刑事裁判・裁判員制度についてより理解を深めるよい機会になったことと思います。

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