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学長メッセージ「後期授業の開始にあたって」

 本学の2020年度後期の授業は、なおwithコロナの認識の中で展開して行きます。有効な治療法が確立し、ワクチンの実用化が進めばafterコロナを踏まえた方針をお伝え出来たのですが、残念ながらそのような状況にはありません。これも今後の感染状況に左右されることではありますが、現時点で後期は、対面型授業と非対面型授業を併せた、いわゆるハイブリッド型の授業を基本とする方針です。

 2020年度前期の授業は、苦渋の選択として非対面型授業に切り替えざるをえませんでした。社会的責任を有する機関の一つとして、安心安全を優先し、クラスター発生を防ぐ施策が求められていると判断したことによります。これまで経験したことのない授業のスタイルとなり、学ぶ学生にとっても、また教える教員にとっても大変な苦労がありました。学生・教職員ともに、慣れない環境の中ご協力いただきありがとうございました。後期はこの経験を糧としつつ、少しでも前へ進んだ形でハイブリッド型授業を展開して行きます。

 大学は最高学府と呼ばれています。しかし、大学で学びが終わるわけではありません。学び続けることこそが重要です。コロナ禍にあっても学ぶことを止めない。それはafterコロナの時代になっても決して変わることはないでしょう。学び続ける姿勢があれば、変化の激しい時代の中でも自分を見失うことなく、歩みを続けることができます。後期、本学のキャンパスの中でも、再び学生の皆さんと会えることを楽しみにしています。
2020年8月31日
広島修道大学学長
三上貴教