2022 留学の手引き
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【交換留学】淑明女子大学校(韓国)【交換留学】東北財経大学(中国)経済科学部現代経済学科 留学体験記小 川 雅(参加時2年生)国際コミュニティ学部国際政治学科土 井 拓 弥(参加時3年生)日本を客観視するきっかけに 今回の留学を通して他国の文化にたくさん触れることで、物事を考える際の視野が広がりました。また、韓国だけでなく他の国にも興味が広がり、他国の言語や文化についても学びたいと思うようになりました。そして海外に住むことで日本を客観的に見ることができるようになり、日本の良い面、悪い面について考える機会にもなりました。 今回の韓国留学は、今までの人生の中でも忘れがたい大きな経験になったと思います。今後の就職活動はもちろん、卒業して社会に出てからも、今回の体験を糧に頑張ります。今後について 今回の留学で、自分自身の成長のために心がけなければいけないことは何なのかが明確になりました。なりたい自分になるためには、自分自身との競争に打ち勝つ必要があり、現状に満足することなく、向上に向上を重ねる必要があることがわかりました。結局、どんなことでも“できるかできないか”、ということではなく“やるかやらないか”ということなので、自分自身を成長させてくれそうな機会があれば、できるかどうか考えるよりも挑戦してみるようにしたいです。今後も一歩ずつ着実に前進していきたいです。なりたい自分に近づけた一年 1年生の春休みに北京語言大学の中国語セミナーに参加し、中国語や中国に対する興味・関心がより一層強くなっていきました。日本へ帰国してから中国へもう一度行き、あの環境で学びたいという思いが日に日に増していき、長期留学をすることを決めました。 中国に来たばかりの頃は、授業についていくことができず落ち込む日々が続いていました。そんな中で、このままではいけない、変わりたいという気持ちが次第に強くなっていき、現状を変えるために積極的に中国語を使い交流するようにしました。その甲斐もあり留学生活が2ヶ月を過ぎる頃には中国語のレベルは来た当初に比べ格段に上がりました。秋学期には自分自身を変えることができる機会がたくさん与えられました。高級クラスの班長に任命され、秋学期の開学セレモニーで代表としてスピーチを任されました。留学前の私だったら逃げ出していたかもしれませんが、春学期からの小さな成功の積み重ねが自分に自信を与えてくれて、諦めずに挑戦してみよう、積極的にやってみようと思えるようにしてくれました。13テコンドーの先生や友人と(本人・左)秋学期開学セレモニーにてお別れ会で韓国人の友人や留学生らと東北財経大学我爱东财,我爱大连,大连生活挺好的!(日本語訳)私は東北財経大学を愛し、大連を愛しています! 大連での生活はとても良かったです!毎日が新たな発見と体験の連続多くの留学生との出会い 私は中学生の頃から韓国に興味があり、いずれは韓国へ長期留学をしたいという目標を持っていました。交換留学を志願する前に、大学1年生の夏休みに韓国・仁川セミナーに参加しました。セミナーへの参加を通じて、より長期間、韓国に滞在して、韓国語をじっくり学びたいと思い、淑明女子大学校への交換留学に応募しました。 淑明女子大学校で講義に臨む際には、授業中にしっかり内容を理解できるように、授業前に教科書に目を通したり、分からない単語は事前に調べて予習していくことを心がけていました。また、授業後に復習しやすいように講義内容を録音したりしていました。私は留学生のための授業も履修していたので、様々な国の留学生と友達になることができました。授業中の発表などを通じて多文化に触れる機会が多くあり、初めて知ることも多く興味深かったです。

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