2020.12.02

学修 担当:竹田

茶道のお軸とふくさのたたみ方

茶道教室へ入るとき、生徒は扇子を前ににじりながら入ります。茶道の丸山先生と向かい合って、扇子を前において深く丁寧に礼をします。茶道の言葉を全員で唱和し、授業が始まりました。 <軸について> お軸に書かれた「松樹千年翠(しょうじゅせんんえんみどり)」の意味についてお話を聞きました。「松の樹は年中色を変えず変化に乏しく、桜の花のように人が集うこともない。一過性の流行に惑わされることなく、身近にある変わらないものに気づきましょう。」「お軸の前で最初にお辞儀するのは、お軸が私たちに教えてくれることに対してお辞儀します」 次に、軸の素材、出し方、下げ方、納め方について実演をみながら学びました。 <袱紗(ふくさ)について> 男性は紫、女性は赤やオレンジ色があります。正式なお点前を先生が見せながら、所作の意味と袱紗の使い方を一通り学びました。今後は1つ1つの所作を深く学んでいきます。今日は、その第1回目「袱紗たたみ方(八つだたみ)」です。袱紗の縫っていない「わさ」を意識してたたんでいきます。左手と指の使い方で「八つだたみ」が美しくできます。全員ができたところで、次回は「袱紗を腰につけることを学びます」 生徒とても穏やかにこの時間を過ごし、深く礼をして授業は終わりました。このように、茶道を通じて、日本の良き伝統に触れ、穏やかな気持ちで人に接することができ、自然や物を大事にする心が育つのだと感じました。