2020.02.27

学修 担当:井上

ハラルお好み焼き作り

本日、中学2年で教科横断型授業「キャリア(CR) × 家庭科 Collabolation Programs」を行いました。 「Collabolation Programs」とは、複数の教科を有機的につなげ、体験を通して創造力を育む教育活動のことです。 来秋の「シンガポール・マレーシア研修」では、いくつかの国際交流プログラムが予定されています。 その一つであるマレーシアの家庭を訪問するホームビジットでは、お好み焼き(ソウルフード)作りを通して文化発信を予定しています。 これまでキャリアの授業ではイスラム圏の食文化で配慮しなければならないことを学んできました。また、家庭科では食材の原材料に注目し、ハラルに適したお好み焼きについて考えてきました。冒頭、キャリア担当の藤島先生から「日本のマヨネーズとマレーシアのマヨネーズの包装に描かれているロゴの違いは?」、「マヨネーズの容器にある穴は1つと3つ、その理由は?」、「日頃のお好みソースとイスラム圏でも使用可能なオーガニックのお好みソースの味の違いは?」・・など、様々な問いが生徒に投げかけられていました。背景を知り、理解 を深めることで、後半のハラルお好み焼き作りに有機的につながっていったようです。
ハラル料理食材で気をつけなければならないのが、例えば「豚肉」です。日本では豚肉を使用するのが一般的ですが、イスラム教の戒律では食べてはいけない食材だということです。 後半の家庭科でのハラルお好み焼き作りでは、豚肉の代わりに「牛肉」や「ちくわ」を使用していました。特にちくわは、目から鱗の取り合わせでした。ほかに「長芋」が入り、ふわりとした食感を引き立てていました。また、お好み焼きにつきものの「ソース」に含まれる原材料にも注意が必要です。有機栽培 の野菜を原材料とする「オーガニックソース」を試していました。普段口にしているソースの味よりも、とろみ感やコクと香りに違いがあり好評でした。生徒たちは思い思いの食材を混ぜ合わせ、器用な手さばき!?でフライパンの上にあるお好み焼きをひっくり返していました。ここはお好み焼きの「見せ場」なので、本番の日までこの「返し技」を、繰り返し練習しておいてほしいものです。

キャリアの授業

キャリアの授業:マヨネーズの容器にある穴は1つと3つ、その理由は?

キャリアの授業:日頃のお好みソースとイスラム圏でも使用可能なオーガニックのお好みソースの味の違いは?

キャリアの授業:日頃のお好みソースとイスラム圏でも使用可能なオーガニックのお好みソースの味の違いは?

家庭科の授業:キャリアの授業に引き続き家庭科でハラルお好み焼きを実践

家庭科の授業:鶏肉を使うチーム。1人お好み焼き1枚調理

家庭科の授業:牛肉を使うチーム。調理をiPadを使って記録

家庭科の授業:ちくわを使うチーム。調理をiPadを使って記録

家庭科の授業:牛肉を使うチーム。調理をiPadを使って記録

家庭科の授業:

大満足の笑顔!2種類のソースを半分ずつかけて試食