2021.03.17

中学 高校

教員研修会「教師力をのばすために」〜田尻悟郎先生をお招きして

研究授業 高校2年生 コミュニケーション英語

3学年で男女がそろう2021年度を控え、次のステップへと進むべく教員研修会を実施しました。今日の研修は、関西大学外国語学部の田尻悟郎先生をお招きしての研修です。国際理解教育を柱に据える本校。高校2年生のコミュニケーション英語の授業を参観いただきました。喜劇王であるチャップリンの生涯を英語で学ぶ単元が教材で、生徒たちはグループに分かれて英文読解やディスカッションに取り組みました。たくさんの先生の視線を受けて少し緊張気味でしたが、授業が進むにつれ生徒間での意見交換も活発に行われていました。
授業終了後は、授業の振り返り等を含め田尻先生から英語の教授法についてご助言をいただきました。田尻先生からいただいた教授方法についての教えは、まさに「目からウロコが落ちる」体験となりました。

また、田尻先生は長きにわたり公立の中学校で生徒とかかわってこられたご経験がおありなので、「教師力をのばすために」というテーマで全教職員に対してもご講演をいただきました。ご講演では先生の若かりし頃の失敗談を惜しみなく話してくださり、その失敗を通して気づき学んだ教師の姿を語ってくださいました。生徒を「教える」、生徒を「伸ばす」、生徒の成長を「測る」が教師の役割。しかし、今の時代「教える」はAIにもできる。「測る」もAIで判定できる。人である教師にできるのは「伸ばす」こと。「伸ばす」には個々の生徒に対していかに対応するかです。個々に応じて声掛けをすることで生徒の自主性を引き出すことで。教員こそ使う言葉を吟味し選ぶべきと教えてくださいました。先生が実践されたキャリア学習を生徒の主体性を引き出す授業の例としてお教えくださいました。短い時間でしたが中身の濃い貴重な時間となりました。

TV出演や、多数の著書をお待ちの著名な田尻先生の講演が終わると、たくさんの先生が熱心に質問をする姿が見られました。田尻先生からサインをもらった先生へのメッセージには「尽くす」という言葉が見られました。

研究授業 高校2年生 コミュニケーション英語

研究授業 高校2年生 コミュニケーション英語

田尻先生による外国語科の分科会
教授法に「目からウロコが落ちる」体験中

田尻先生による外国語科の分科会
教授法に「目からウロコが落ちる」体験中

全教職員対象 講演会「教師力をのばすために」

全教職員対象 講演会「教師力をのばすために」

全教職員対象 講演会「教師力をのばすために」

講演会終了後、田尻先生にサインをいただきました。
*撮影のため、一時的にマスクを外しています。

全教職員対象 講演会 お話に引き込まれます

講演会終了後の質問にとても丁寧にお答えいただきました。

講演会終了後の質問にとても丁寧にお答えいただきました。

外国語科の教員と