2020.09.04

高校

修大コース探究科高大連携授業「グローカル」

探究活動を行うことで自らの課題を発見し、解決する力を身につけることを目標とする本校の探究科。高校2年生の修大コースでは「広島修道大学での学び、研究について知る」をテーマに広島修道大学の先生方から様々な研究分野の講義をいただきながら課題発見力と解決力に磨きをかけていきます。

第2回目の講義は国際コミュニティ学部地域行政学科の木原一郎准教授の講義です。「グローカル」をテーマに講義をしてくださいました。
アメリカ合衆国オレゴン州にあるポートランドという街について、いろいろな局面からお話をされました。全米の中で最も公害がひどかった街から、今や全米で最も住みやすい街へと変革を遂げた街として有名なポートランド。世界の地方都市がポートランドの行政に興味を抱いているということです。地方の一都市の課題とその解決策が、また違う別の都市でも生かされるという、まさに「グローカル」の視点を持つことで課題解決ができることを伺いました。また、広島修道大学の海外協定校のPortland State University( ポーランド州立大学)があり、国際コミュニティ学部では研究の対象になっているということです。
今回の講義をもとに次の授業では、自分たちの住んでいる地域についてレポートを作成します。そして、生徒たちが作成したレポートは、ポートランド州立大学の授業で発表されます。

2月に広島修道大学の学生たちが「グローカルプロジェクト」授業の一環で、ポーランドで街づくりをしている方に直接話を聞く授業があるということで、日本の高校生の代表として発表されることになっています。(今年度はオンライン授業の予定です。)

次回の「広島修道大学の学び、研究について知る」では商学部の矢野先生の講義が予定されています。
探究科
協創教育の根幹となる「探究科」の授業では、国際交流によって得る探究心や表現力、協働型の学びがもたらす思考力や判断力、これらを融合しながら社会的な課題研究に取り組みます。あわせて課題解決を示す手法を学び、これらの相乗効果によってグローカル・イノベーション・リーダーへの成長をめざします。

国際コミュニティ学部 地域行政学科 木原一郎准教授

事前に各自で調べた情報を共有

本校の先生も多数見学