2018.08.21

高校

高校1年コミュニケーションリーダー講座(兼高校2年メンター研修) [高大連携]

 8 月 21 日(火)~22 日(水)の日程で、クロスキャンパスプロジェクトの一環として「コ ミュニケーションリーダー養成講座」が広島修道大学の協創館で行われました。 この講座は、新しい時代の「リーダー像」や課題解決のためのチームビルディングなどに ついて、専門的な知識をもった大学の先生から直接学ぶ機会です。今年度は昨年度参加し た 2 年生も「メンター」として参加してくれました。 講師は昨年度もご指導いただきました森河亮先生です。
[1日目午前]
開講式
導入 2 日間のルールの説明がありました。 「Play safe, Play hard, Play fair, Have fun」が今回の研修の大きなルールとなります。 その後目標設定として、A4 の紙に「呼んでほしい名前」「目標」「リーダーに必要なもの」 「良いグループ・チームに必要なもの」を記入に、壁に掲示しました。 その後、アイスブレイクとして名前を覚えるゲームを複数実施しました。 「パニックゾーン」「ストレッチゾーン」「コンフォートゾーン」についての説明がありま した。今回の講座は、コンフォートゾーンが広がっていく機会を作っていくものになると のことでした。 

[1日目午後]
 1 日目午後 ここから「課題解決学習」がスタートしました。課題が設定され、グループの総意として 目標を設定し、それを解決する方法を考えていきます。
課題解決学習 1「フープリレー」 手をつないだままでフラフープをくぐっていきます。一回目のチャレンジ後、どうすれば タイムが短くなるか、相談し、グループの総意として目標を設定し、再チャレンジします。 最後に、活動の振り返りを行い、何がよかったか、発見したことなどを共有します

 課題解決学習2「オールキャッチ」 ボールを同時に投げ、全員がキャッチする レベル1 自分で投げて自分で取る レベル2 自分以外の人のボールを取る レベル3 5 人以上離れた人のボールを取る 試行錯誤の末、非常に確実な方法を発見。目標をクリアすることができました。 
 課題解決学習3「Zoom」 それぞれに渡された絵を、他のメンバーに見せることなく一定の順序で並べる。難しそう な課題でしたが、意外と克服できました。

 半日、体を動かし、懸命に考えたので、生徒はかなり疲れた様子でした。 森河先生からは、参加者の視点→グループの視点→他者の視点 と意識を変えていくこと というアドバイスを受けました。 食事・宿泊ともに広島修道大学の施設を利用させていただきました
[2日目午前]
 課題解決学習4「あなた・わたし・花子さん」 「左の人・右の人・自分の名」を言って隣へパス。それをタイムトライアルで行う。 課題解決学習5「パイプライン」 半分に切った「パイプ」でビー玉を運ぶ活動。 グループが少しぎくしゃくして、なかなかうまくいかず、先生が介入する場面もありまし た。少し、「声かけ」に意識が集まってしまい、技術的な解決策に目が向かなくなってしま っている感じでした。唯一目標を達成できなかったアクティビティとなりました。ただし、 最後まで自分たちだけで考え続けました。

[2日目午後]
〇振り返り 4 つのグループで振り返りを行いました。 問いは次の二つです。「良いグループ・チームに必要なものは?」「リーダーに必要なもの は?」 方法は次の通りです。 ①個人でポストイットに自分の考えを記入 ②グループ内でシェア ③A4の紙に整理 ④全体でシェア

〇レクチャー 2 日間の研修で学んだことを改めて確認 「ジョハリの窓」「意見の伝え方(I メッセージと you メッセージ)」「グループにとっての グランドルール」「グループがチームになっていく段階」など、今回の研修の背後にある理 論などについて、簡単なレクチャーがありました。 

 閉講式

今年度は、身体を使ったアクティビティを通して、課題解決やチームビルディング、リー ダーシップについて考える講座となりました。 身体を使うものなので、生徒たちは基本的に同じ立場で取り組み、知恵を絞ることになり ました。おそらく、普段の勉強とは少し違う形で、「頭を使った」のではないかと思います。 この研修で学んだことは、様々な場面で活かせるものですし、活かしてほしいと思ってい ます。