■■私が中学校の教員になって■■数年が経ちますが、令和時代になったこの数年間で、学校現場は大きく変化してきています。これから教員になることを目指しているみなさんには、学校現場の「これまで」の話ではなく、今と「これから」の話をお伝えしたいなと思います。■私は広島市内の公立学校に勤務していますが、 ■ 年からタブレット端末が■人■台ずつ整備されました。各教室に■■■■■環境も整備され、コンピュータ室に行かなくても調べ学習やスライド資料の作成等ができるようになっています。また、生徒指導の面では規定の見直しも始まり、かつては当たり前だった服装や髪型への厳しい指導は無くなりつつあります。スラックスを履く女子も増えており、いずれは「スカートを履く男子」がいることが当たり前の光景になっていくかもしれません。教員と生徒の衝突は減り、非行や反教師的な行動は減ったように感じます。■一方で、■■■関連のトラブルが年々増加しています。今の中学生は、大学生のみなさんと同じように■■■や動画の投稿を日常的に行い、発信したいことをそのまま発信することが当たり前の世代になっています。情報を手に入れる手段はテレビや新聞ではなく、インスタグラムやネットニュースです。■これらの変化に加えて、コロナ禍の影響で授業をオンラインで配信することも日常的になってきました。授業中の言動の一部始終が配信されており、子どもたちもその状況に慣れてきています。■今後も変化はさらに進み、これまでの当たり前が当たり前ではなくなり、今までの正解が不正解になっていくかもしれません。みなさんが学生時代に体験してきた授業や指導が不正解なものになっていく可能性もあります。黒板とチョーク、ノートとえんぴつを使った授業は、いつか無くなるかもしれませんね。このような変化が進む中で、あなたは教師としてどのような授業をしていきますか。模範解答はまだどこにもありません。工夫をすれば、パソコンやタブレットなどをうまく活用して、新しい学習方法を生み出人文学部人間関係学科教育学専攻( ■■■年卒)■広島市立高取北中学校■原畑■聖■― 43 ―新新時時代代のの先先生生■■
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