広島修道大学 教職課程年報第15号
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チューブ」投稿のためのアカウントを作って用いてもよい。アカウントは、作ろうと思えば、複数作れる。 ■私は、「ユーチューブ」投稿用のアカウントを新規に作り、「パワーディレクター」で編集した90分の講義動画を、「パワーディレクター」から「ユーチューブ」にアップロードしようと試みた。しかし、うまく行かなかった。 全く予想外の事であったが、私がアップロードの処理を待つ途中、30分のところで、突然自動的に処理が中断されてしまったのである。何回試みても、同じ現象が起きてしまう。30分以下の動画でないとアップロード出来ないという事が分かったが、オンデマンド授業の開始予定日が迫る中、解決方法を調べる時間的余裕が無かった。 ■そこで、私は取り敢えず次のような応急処置をとる事にした。 すなわち、複数の撮影データファイルを「パワーディレクター」でつないで作った90分の講義動画1本を、これまた「パワーディレクター」の機能を使って、30分ずつの3本の動画に分割し、それぞれの動画に「その一」・「その二」・「その三」と名付け、1本ずつ順次「ユーチューブ」にアップロードしたのである。(このやり方で、3本ともアップロードは上手くいった。) 「ユーチューブ」のシステムでは、投稿動画1本ごとに1個ずつ、その動画固有のURLが自動的に決められて付与される。従って、90分の講義録画を「その一」・「その二」・「その三」の3本に分割してアップロードすると、「その一」に対するURL・「その二」に対するURL・「その三」に対するURLが、それぞれ付与される事になる。 私は履修学生全員に対し、取り急ぎ、オンデマンド型授業の1回分に相当するものとして、各30分の講義動画を3本視聴するように指示し、3個のURLを伝達した。 履修学生には前もって、「ユーチューブで講義録画を限定公開する」「パソコンの検索欄にURLを入力すれば講義録画が出てくる」等の連絡をしてあった。おそらく、履修学生は、URL1個を用いて1本90分の講義動画を視聴するつもりでいたであろうから、3本に分かれた講義動画を次々に視聴するという形は、非常に煩雑に感じられたであろう。このような、教員にとっても学生にとっても煩雑な形は、あくまでも応急処置にとどめるべきであり、長く続けるわけにはいかなかった。 ■その後、どうしたら30分超の動画をアップロード出来るのか調べた結果、既に取得してある私のグーグルのアカウントに、電話番号を登録する等、所定の手続きを行― 40 ―

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