広島修道大学 教職課程年報第15号
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「栄養教諭」制度の設置に伴い学校教育法の一部改正が行われ, ■■■年■月に公布,続いて栄養教諭制度の創設については,一部を除き, ■■■年■月■日から施行された。この頃より栄養教諭の教育養成が行われ, ■ ■年■月時点で■■年経過しており,全国的にも制度初の頃に比べ栄養教諭の配置も多くなっている1), )。■栄養教諭の職務は,学校給食の給食経営管理と食に関する指導の 本柱になっており,それらを一体的に展開することが必要とされている■)。そのため栄養教諭免許の標準とされる一種免許状には,学士の学位および管理栄養士免許あるいは管理栄養士養成課程の修了(栄養士免許状の保持)が必要となっており,それらは栄養教諭としての基礎資格といえる。栄養教諭免許を取得し,卒業して学校給食に携わることは,栄養教諭としての資質と栄養士・管理栄養士の専門職としての資質を持ち合わせて就業しなければならないことになり,卒業前にはいずれの学びをも有機的に統合できるように再確認や仕上げをする必要があり,現在のところ学内において直接的に学生に働きかけられる機会が「教職実践演習」だといえる。■■また,社会の変化に伴い,国民の学校教育への期待に応えるためにも教員の資質能力を向上させることが求められるようになり,中央教育審議会が今後の教員養成・免許制度の在り方について(答申)を平成■■年( ■■■年)■月に示した■)。この中で,教員養成・免許制度の改革の基本的な考え方が出され■),「今後,教職課程の履修を通じて,教員として最小限必要な資質能力の全体について,確実に身に付けさせるとともに,その資質能力の全体を明示的に確認するため,教職課程の中に,新たな必修科目(「教職実践演習(仮称)」)を設定することが適当である。」と述べられた。現在学生たちは教職課程の履修済み科目や本科専門科目等の履修,自ら体験した様々な活動を合わせて積み上げ,自身の中に教員としての必要と思われるものを醸成し,私たち教員もそれを広島修道大学健康科学部健康栄養学科■教授■村上■淳■■■― 18 ―■■■■■■■■ははじじめめにに■■■栄栄養養教教諭諭養養成成課課程程のの教教職職履履修修カカルルテテ項項目目のの一一考考察察■■~~新新教教学学シシスステテムムににおおけけるるデデジジタタルル履履修修カカルルテテにに向向けけたた検検討討~~■■

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