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2014/02/18【学長室総合企画課】全日本きもの装いコンテストで第1位を獲得!

インタビュー:森重 綾香(もりしげ あやか)さん

法学部国際政治学科2年(広島文教女子大学附属高校出身)

2013年12月8日、公益社団法人全日本きものコンサルタント協会主催の「第42回日本の心と美の祭典全日本きもの装いコンテスト」中国・四国大会が開催され、本学の森重綾香さんと交換留学生2名(中国出身)が出場しました。コンテストに向けて約半年間、熱心に着付けの練習に取り組んだ3名は、見事、「学校対抗の部」で第1位を獲得しました!今回は、コンテストへの思いや練習の様子を森重さんに振り返っていただきました。

Q1.なぜ着付けを始めようと思ったのですか?

高校までとは違い、大学では自主性が求められるため、私は「他の人とは違うことをしたい」と思っていました。そんなとき、このコンテストについて知り、今年成人を迎える私にとってとても意味があり、チャンスだと思いました。でも、コンテストに出場するということは、ただ「着てみたい」という興味本位でできるものではありません。そのため、私の家族には、「勉強やサークルと両立ができるのか」と反対されました。それでも私は、日本の伝統である着物を自分で着られる人は少ないので、一生懸命着付けの練習に取り組むことにしました。

Q2.コンテストの概要を教えてください。

このコンテストは、1972年(昭和47年)から始まったもので、毎年7会場の地区大会が開催されており、中国・四国大会は今年で第307回になります。私の出場した「学校対抗の部」は、チーム制(3人1組)で、大学や専門学校、中学校から総勢12チーム36人が参加しました。長襦袢(ながじゅばん:着物の下に着るもの)までの着装を済ませた状態で、鏡のない舞台に立ち、一人で着物を装います。審査を含めて「15分」という制限時間が設定されていますが、だいたい10分以内にはそれぞれが自分で着物を着て、お互いの帯や衿が曲がっていれば手直しをします。3人全員の着付けが終わったチームから舞台の前に並び立ち、10名の審査員から、着装の技術と美しさ、立ち居振る舞いなどの評価を受けます。

 

Q3.どのような練習をしましたか?

毎週1回2時間、交換留学生と一緒に、着付けの先生に教えていただきました。最初は、たくさんの着付け道具や小物があり、とても戸惑ったのを覚えています。先生のお手本を見ながら練習を繰り返すうちに、少しずつ着物の用語も覚え、着る順番も迷うことがなくなりました。コンテストの直前には、制限時間に合わせてタイムを計り、本番に近い形で練習しましたね。先生からは、立ち方や歩き方、手の位置なども細かく教わりました。
一番苦労したのは、「ふくら雀(すずめ)」という帯の結び方です。先生のお手本を動画で撮影して、何度も繰り返し見ながら研究しました。また、自主的に自宅でも週1~2回はタイムを計って練習しましたね。鏡や写真でチェックをしたり、家族からアドバイスをもらったりしました。私が一生懸命練習する姿を見て、最初は反対していた家族も、いつしか応援してくれるようになりました。

Q4.交換留学生と一緒に出場することについて、どうでしたか?

私は、もともと学内で国際交流をしていたので、2人の交換留学生とも面識はありました。しかし、今回2人と一緒に、「チームを組んでコンテストに出場する」という共通の目標を設定したことで、もっと絆の強い関係が築けたと思っています。特に、留学生2人は、着付けの要領を得るのが早かったので、私はとても刺激を受けました。お互いにアドバイスをし合ったり、一緒に着付けを研究したりしながら、日々の練習を通して「仲間」になれたと思います。コンテスト当日は、みんなとても緊張していましたが、お互いに「頑張ろうね」と声をかけ合いました。3人だからこそ勝ち取った「第1位」だと思います。もうすぐ帰国する2人にとっても、1年間という限られた日本での留学生活の中で、とても貴重な経験になったと思います。

Q5.最後にひと言お願いします。

今回のコンテスト出場を通して、継続して物事に取り組むことの大切さを学びました。私は、これから交換留学生として台湾の海外協定校へ1年間留学します。将来は英語と中国語を使って、海外と関わる仕事に就きたいと考えています。そのためには、語学力のほかに、日本人として伝えられることを学んでおくことも必要だと思います。留学先でも、一つひとつのチャンスを大切に、たくさんのことを学んで帰りたいと思っています。台湾の多くの人に、日本文化に関心を持ってもらえるよう、私にできることを考えて行動したいです。

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