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2019/11/06【ひろみらセンター】地域行政学科 学術講演会を開催しました

 ポートランド州立大学から西芝雅美先生をお招きして、「『まち』を育てる担い手のあり方 -ポートランドの人々の場合-」と題して、地域行政学科の学術講演会を開催した。今後国際コミュニティ学部の授業である「グローカル・プロジェクトA/B」の実習受入先であることや生涯学習にもつながる内容であることから、地域行政学科の学生だけでなく国際コミュニティ学部国際政治学科の学生や人文学部教育学科の学生、学外からNPO従事者なども参加していた。

 西芝先生のご講演は、ポートランドの概要から始まり、ポートランドが全米で最も住みやすいランキング上位に必ず入る理由、ポートランドが全世界から注目されるようになった出来事を「まち」を育てる担い手という観点からお話いただいた。ポートランドの「まち」を育てる担い手が「まち」を育てるときにとる手段は、大きくは4つの形があると示していただいた。「住民運動」、「ボランティア活動」、「ネイバーフッド・アソシエーション活動」、「話し合いの場を作る行政」の4つである。
 中でも「話し合いの場を作る行政」については、ポートランド市の未来構想(ビジョンPDX、ポートランド・プランなど)を住民がつくる際に行政はどのような場を用意したのか、また「話し合いの場」を効果的にする原則、「まち」を育てる行政職員の例や行政職員に求められる姿勢とスキルについて話していただいた。この内容は公務員を志望することの多い地域行政学科の学生にとって特に有意義なものであった。
 このような形となって見えるものはポートランドのまちづくりの氷山の一角に過ぎず、目に見えない部分である人の意識・考え方、価値観、プロセス、文化的背景を体験し理解することが大切であるため、ポートランドへの訪問を勧めていただきお話をまとめていただいた。質疑応答も休み時間まで個別に続くほど、聴講者にとって多くの学びがあった。

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