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2017/11/28【法学部】法曹三者による裁判員制度に関する講演会を開催しました

2017年11月15日(水)、法律学科リーガルマインド養成講座として、法曹三者による裁判員制度に関する講演会を7号館学術ホールにて開催しました。法律学科1年次生を中心におよそ200名の聴講者がありました。

講演会の講師は法曹三者の方々(広島地方裁判所の竹内大明裁判官、広島地方検察庁の横山繁夫総務部長、広島弁護士会の朝本孝一弁護士)で、それぞれの立場から裁判員裁判を取り上げ、裁判手続や法曹の仕事についてお話をしていただきました。

竹内裁判官は、裁判員裁判ではどのような事件を扱うのか、裁判員裁判は通常の裁判とはどのように違うのかなど裁判員制度の仕組みについて、具体的に分かりやすく説明してくださいました。裁判官は裁判員に対してどのように接することを心がけているかといった、裁判官ならではの話を聞くことができました。横山総務部長は、検事というと刑事裁判で次々と被告人の罪を立証しているイメージが強いものの、実際には起訴しない事件も多数あること、裁判員裁判になって法律用語を分かりやすくする工夫や証拠に関する書類を絞り込むなどの努力をしていること、被疑者取調べの録画・録音の運用状況についてなどの話をしていただきました。朝本弁護士は、裁判員裁判も刑事裁判の原則に従って運用なされなければならず、検察官に立証責任があることや黙秘権等被疑者被告人の権利が軽視されることがあってはならないと強調されました。

講演後の質疑応答では、アメリカの陪審制度との比較、法曹を職業に選んだ理由、刑事責任能力の理論的基礎などの質問があり、お三方とも学生時代を振り返ったり、実際の職務で経験されたことを交えたりしながら、丁寧に答えてくださいました。法曹三者の方のお話と質疑応答により、裁判員制度についてより理解が深まるよい機会になりました。

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