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2017/10/25【学習支援】第61回 LSCドキュメンタリー・アワーを開催しました

「和食文化を伝える食育」を考える

良質な映像作品を、先生の解説付きで視聴できるLSCドキュメンタリー・アワー

 第61回は、健康科学部の岡本洋子先生による解説を交えながら、「和食が日本文化である理由」と味覚のしつけは乳幼児期から」を視聴し、和食文化の代表でもある「だしの魅力」を追求しました。

 最初に岡本先生は、現在のわたしたちの「食と健康」事情は決して良好な状況であるとはいえないと話し、「和食」が日本文化である理由を「精神性」、「社会性」、「機能性」、「地域性」の4つの視点から説明しました。そして、和風だしの魅力を自身の研究に基づき解説し、天然だしと市販顆粒だしの成分の違いや、料理によって嗜好性が異なることを科学的に分析しました。最後に将来の健康のためには、幼少期から日本のだしのおいしさを学習し、油脂の多い欧米の食事を控え、健康とおいしさを両立できるだし中心の和食の大切さを伝えました。

 上映後、参加者から「母親が忙しいときにインスタント食品に頼ってしまうことはどうしたらよいですか」という質問があり、岡本先生が「料理は母親の仕事という考えをまずは見直してみてはいかがでしょうか」とやんわりと応じる場面が印象的でした。またアンケートには「身近な和食を最近そこまで食べる機会がなかったから、今日の内容を聞いて食べたいなと思いました」や「だしがこんなに健康に良いものだと分かりませんでした。離乳食の作り方もよく分かったし、子供の頃から油っこいものを食べていたら体に悪いことも勉強になりました」といった感想が寄せられ、私たちの体を作る「食」について深く考える機会になりました。

 次回のドキュメンタリー・アワーは、11月29日(水)16時30分から協創館まなびホールで行います。解説は経済科学部の久保亮先生による「リーマン予想-素数の魔力に囚われた人々-」を開催します。今年度最後となりますので、奮ってご参加ください。

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