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2017/06/26【学習支援】第28回 初年次教育セミナーを開催しました

「学修成果の可視化に向けた評価のあり方」

日時:2017年6月21日(水)15:00~16:30
講師:川越 明日香氏(熊本大学大学教育統括管理運営機構准教授)

 6月21日(水)、熊本大学大学教育統括管理運営機構 川越 明日香先生をお招きし、教職員を対象に第28回初年次教育セミナーを開催しました。
 学習支援センターでは、2017年度の初年次教育セミナーのテーマを「学修成果の可視化と進化を目指して」とし、教職員を対象に連続3回のセミナー開催を予定しています。

 第1回目の今回は「学修成果の可視化に向けた評価のあり方」と題し、深い学びにつながる評価方法のひとつとして「ルーブリック」を取り上げ、実際にルーブリック作成のワークを体験しました。

 前半は、すでにルーブリックを活用している先生やこれから取り組んでみようとする教職員を前に、ルーブリックの特徴や基本的な形態、有効性などについて解説していただきました。川越先生は、ルーブリックとは、①学習者の行動を評価するための基準(表)、②客観テストでは評価できない高度で複合的な能力の評価やプロセスの評価に有効な評価方法、③事前に具体的な評価基準を伝えることで、学生の学習活動の方向づけや目標到達に効果的、④ルーブリックには課題ルーブリック、科目ルーブリック、カリキュラムルーブリック、機関ルーブリックなど様々な種類がある、など説明されました。

 後半は、プレゼンテーション、レポート、グループワークの3つのグループに分かれてルーブリックの作成を体験しました。
 まず、グループメンバーで評価基準になりそうな項目を出し合い、評価観点(評価規準)の絞り込みを行いました。次に、それぞれの評価観点に具体的な評価の尺度(評価基準)を評価表に埋めていきました。
 作業の過程で、川越先生から、尺度の記述のヒントとして「高い→低い→中間の順で尺度を設定する」「形容詞や副詞を使ってレベルを差異化する」などのアドバイスがありました。各グループともレベルの差異化に苦戦しながら白熱した議論が交わされ、最後の全体発表ではそれぞれのグループに対して川越先生よりコメントをいただきました。

 参加者からは、「学生にルーブリックを伝えていなかったので、今後は学生と共有して進めてみたい(教員)」「観点や各尺度の表現については、難しいと思いました(教員)」「業務の見直しや学生対応の場面でルーブリックが有効だと思いました(職員)」等の声が寄せられました。また、「逆に最上評価を超える学生のパフォーマンスを抑えてしまうこともあると思う(教員)」「発想や創造性など、大学ならではの教育でできる力をどうやって保証するか(教員)」などの意見や疑問も寄せられました。(参加者:教員17名、職員10名)

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