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2017/01/31【学習支援】第27回 初年次教育セミナーを開催しました

「学びあふれる授業のためのルールづくり-学生の学ぶ姿勢を整える-」

日時:2017年1月19日(木14:50~16:20
講師:森河 亮氏(法学部教授、学習支援センター長)

 学習支援センターでは、2016年度の初年次教育セミナーのテーマを、「アクティブ・ラーニングを深めるために」とし、教職員を対象に連続3回のセミナーを開催しました。1回目及び2回目は、他大学から講師をお招きし、それぞれの先行研究や取り組みをご紹介いただきました。今年度の最終となるセミナーは、本学教員による実践事例を取りあげました。

 現在、アクティブ・ラーニングの様々な手法が普及し、導入する授業も増加していますが、実際には一部の学生だけが参加したり、発言が乏しかったりと、必ずしもすべての授業がその運営に成功しているとはいえません。今回のセミナーでは、アクティブ・ラーニングを利用した授業を、より活性化するためのヒントを、講義とワークショップを通して学びました。

 前半は、講師の授業事例から、アクティブ・ラーニングで学生を能動的な学習者とするためのコツを、講義形式で紹介していただきました。まず始めに、教室にいるすべての人が授業の構成員であり、学生が自ら積極的に関わらなければ成立しない授業であると意識付けることが、最も重要であると強調されました。特に、グループワークの際に求められる姿勢は、①オープンマインドであること、②フィードバックを怖がらないこと、③コンフォートゾーンから出ることの3つです。このうち、コンフォートゾーンとは、自分の得意なことや慣れ親しんだことを行っているときなどの、居心地の良い、安定した状態のことを言います。これらの3つの姿勢を意識しながらグループに関わることで、学びや発見が飛躍的に広がることを、「ジョハリの窓」の図を示しながら説明されました。

 後半は、簡単なグループワーク(五十音しりとりとそのフィードバック)を体験しました。4人から成るチーム対抗戦の過程で、メンバーそれぞれの資質や背景が浮かび上がってきました。グループワークを通して、参加した教職員は、学びや気づきを得るためには、前述の「3つの姿勢」が重要であることを感じ取ったようです。

 今回のセミナーには教員11名、職員10名が参加し、「アクティブ・ラーニングをどう使うか、具体的かつ実践的な内容で、実際の授業にすぐに役立ちそうだ」、「コンフォートゾーンから学生が一歩出られるような授業方法を探ってみたい」、「フィードバックを学生対応に活かしたい」などの感想がありました。

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