ニュース

2016/01/14【法学部】選択的夫婦別姓制度について学習しました

選択的夫婦別姓制度についての講演会

2016年1月5日(火)2時限目、法律学科の法社会学(矢野達雄教授担当)の授業において、立命館大学法学部教授の二宮周平氏をお招きして、選択的夫婦別姓制度に関する法学部学術講演会を開催しました。

2015年12月16日に言い渡された最高裁判所大法廷判決を素材としたこの講演会は、受講生のほか、法律学科リーガルマインド養成講座の一環として聴講した多くの学生さらには一般の方々にとって、夫婦別姓を考えるうえで時宜にかなったものとなりました。

講演会の概要は学術講演会のサイトにまとめてありますのでそちらを参照してください。

ここでは、選択的夫婦別姓制度に関する受講生の賛否の反応をいくつか紹介し、今後の議論の素材を提供したいと思います。なお、分かりやすくするために表現を変えている部分がありますことご了解ください。

受講生の感想

賛成反対
夫婦の氏の問題が人権問題に密接なものであると知り、
重要な問題のひとつであると確信した。一人一人の
生き方に深くかかわる問題であると感じた。(女性)
選択的別姓に反対すると考え方が古いと言われるかも
しれないが、それは日本の伝統文化を尊重したいから
である。(男性)
多数意見は「家族が同氏であることで家族の一員である
ことを実感する」というが、それは別氏でも支障ないの
ではないか。「通称使用が広まり緩和されている」
というが、公的な使用ができない現状では、根本的な
解決ではないと思いました。(女性)
夫婦別姓だと、生まれてきた子どもの姓はどっちにするか
など、家族の間で今までになかった問題が起こってくる
から別姓には賛成できない。(男性)
生まれたときから慣れ親しんだ名前を結婚のときに変える
というのはありえないと感じている。姓に対してその人の
思いがつまっていると思うからです。(女性)
妻(または夫)が自分と異なる姓を名のり続けると、
結婚する意義、たとえば、すべてを共にする覚悟や絆の
あり方が揺らいでしまうと思う。(男性)
多数意見は「社会的に定着」しているというが、同氏に
することは法律に定められており、同氏であることに
なっているのは当然の結果である。(男性)
これまで同姓であることになにも違和感はない。夫婦の
距離も近くなり、離婚率も少しは抑えられているのでは
ないか。(女性)
女性の社会的進出をさらに進めてゆくためには、女性も
自分の姓をもち続けてゆくことが大切だと思いました。
(男性)
これまで結婚したら夫の名字になることで愛情が深まる
と思っていた。名字が変わることが人格権の侵害にあたる
という考えはピンときません。夫婦が同姓になるという
ことは、赤の他人が一緒になったという証であり、
家族としての意識も芽生え、いいことだと思う。(女性)
非嫡出子の相続分の判断が変わったこともあるので、
あきらめずに最高裁判所が意見を変えることを待ちたい。
(男性)
夫婦別姓には違和感があるので、夫婦は同じ苗字を名乗る
べきだと思う。別姓にすると子どものイジメにつながる
かもしれない。結婚するのに別姓のままだと、その時点で
距離があるような気がする。(男性)

以上、さまざまな観点から意見が交わされるべきテーマであることは間違いありません。これからも機会があれば考えていきましょう。

関連リンク

ニュース