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2015/10/19【学習支援】ワークショップ「聞く力アップセミナー(3)」の開催報告

学習支援センター・ワークショップ「聞く力アップセミナー(3)」を開催しました

 学習支援センターでは、大学での学びに必要とされる「聞く力」のスキルアップを目指す全3回の「聞く力アップセミナー」を開催しています。第3回目となる10月16日(金)は「批判編」を開催しました。
 この講座のねらいは、①多面的思考を心がけて聞くこと、②話の内容や論理展開を批判的に聞くこと、③数字や誇張表現に惑わされずに聞くこと、の3点です。

 まずは、5枚の多義図形を見ました。多義図形は、角度(視点)を変えることで、まったく別の図形が浮かび上がってくるように描かれています。先入観をもたずに物事と正対すること、じっくり立ち止まって吟味することなど、批判的思考態度を養うための入口を体験しました。

 前半のワークでは、洗剤に含まれている界面活性剤を題材に、CMや広告で表現されている表の世界と、成分表示や大きく報道されない裏の世界を比較し、その根拠や信頼性について検討しました。また、「悪い面」だけが強調された「DHMOの危険性」について考えるワークでは、いかにも有害物質であるかのように表現された文章から、DHMOが実は単なる水であることに気づく難しさを学びました。

 後半は、本のタイトルに使われている「数字・誇張・否定」の3つの表現に着目しました。「99%」「絶対」「極意」などといった文言につい惹かれてしまう心理を理解したうえで、その信頼性を検討するためです。こうしたマジック・フレーズを意識して、曖昧表現(「最寄り駅から4分」)や誇張表現(「みんな」、「今だけ」等)を聞き取る「批判聴取トレーニング」も行いました。

 当日は、1年生から4年生までの11名が参加し、ワークに取り組みました。
 終了後、参加者からは「肯定的に聞くだけではなく、『なぜ?』『どうして?』と批判的に聞いてもらったほうが話している側も、しっかり聞いてくれていると思えるので話しやすくなると思う。また、批判的に聞くほうが正しい判断ができるのだと思った。」という感想が寄せられました。
 また、「今回の講座で〈批判的に情報を捉えるポイント〉がよくわかりました。」、「少しですが、聞く力がupしたと思います。」、「自分はよくすべてのことを素直に受け入れてしまい、ゼミの発表などでクリティカル・シンキングができない自分にやきもきしていました。表と裏をしっかり見て生活していきたいと思います。」など、講義だけではなく、日常生活にも大いに必要とされる力であるという意識をもてたようでした。

 一度の講座ですぐにコツをつかめるわけではありませんが、「常識」「前提」「結論」など、すべてを健全に疑うことによって、思考レベルが一段と高くなり、「情報分析力」や「構想力」が身についていきます。

 今回で「聞く力アップセミナー」シリーズが完結しました。10/22(木)・29(木)は思考を活性化させる「アイデアをカタチに」、11月は「文章ダイエット—要約トレーニング」、「書くことが楽しくなる!文章上達への道」など、さまざまなワークショップを開催します。一緒に学んでみたいという方は、ぜひ学習支援センターにお気軽にお立ち寄りください。

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