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2015/09/28【法学部】「裁判官の講義と裁判員経験者との意見交換会」を開催しました

裁判員制度について—裁判官と本学職員・学生がともに—

2015年9月18日、本学において、広島地方裁判所の河村宜信裁判官による裁判員制度についての講義と裁判員経験を持つ本学職員を交えた意見交換会が行われ、刑法と刑事訴訟法のゼミナールを履修する法学部の学生が出席しました。
はじめに、河村裁判官が、裁判員制度について選任されるための資格、選任手続、対象事件、公判手続の流れなどを説明してくださいました。さらに、全国的にみて裁判員候補者に選ばれる確率が高いことや国際空港がないため覚せい剤取締法違反事件が少ないなどの広島の裁判員制度の実情や特徴を教えてくださいました。
その後、裁判員経験をもつ本学職員から、審理期間中は事件のことが頭を離れず大変だと感じたけれども、裁判官による分かりやすい説明や参加しやすい環境づくりのおかげで裁判員としての仕事を行うことができ素晴らしい経験であった、公開の法廷で行われたことや感想は話すことができるので守秘義務はそれほど負担ではない、などの感想が語られました。
最後に、質疑応答の時間が設けられ、従来法律の専門家たちが長時間かけて行ってきた裁判を素人が参加して短期間で十分に行えているのか、審理期間の長期化に伴い裁判員への負担が増しているのではないか、裁判員が参加したことで裁判官として難しいと感じることはあるか等の質問が出されました。これに対し、河村裁判官から、迅速な裁判のための準備や裁判員が十分に評議に参加して審理結果に納得できることが重要とのお話がありました。
講義後、学生から、裁判員となることに不安を感じていたが、裁判員制度に対する疑問や不安が解消されたので裁判員に選任された場合には積極的に参加したい、との声が聞かれました。学生はこれまでも講義やゼミナールで裁判員制度について学んできましたが、実際に裁判員裁判を担当する裁判官と裁判員経験者のお話をうかがい裁判員制度をより身近なものとして感じることができ、大変良い学習の機会となりました。

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