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2015/03/05【学長室総合企画課】NGO団体「Habitat for Humanity Japan」でのボランティアに参加

インタビュー:山手 友加里(やまて ゆかり)さん

人間環境学部人間環境学科3年(広島県・広島文教女子大学附属高校出身)

輝く修大生(山手さん)

—発展途上国で住宅を建てる活動を通じて自らも成長—

カンボジアなど発展途上国で住宅を建てる支援を行うNGO団体「Habitat for Humanity(ハビタット・フォー・ヒューマニティー)」。アメリカに本部があり、日本をはじめ世界各地に拠点があります。今回はその中四国支部のグループに参加した学生さんに、活動の様子などをインタビューしました。

Q1.参加したボランティア団体について教えてください。

山手さん

私は、NGO団体「Habitat for Humanity」でのボランティア活動に参加しました。正確に言うと、団体の本部はアメリカにあるので、日本では「Habitat for Humanity Japan」という組織が中心になっています。活動内容としては、春と夏にそれぞれ1回ずつ発展途上国へ行き、その土地の中貧困層へ向けた住宅を建てる支援を行うというものです。

関東や関西にそれぞれ支部があり、中四国地区は2012年7月に発足したばかりですが、すでに関西のグループと合同合宿を行い実際に現地へ行くなど積極的に活動を行っています。私が参加したのは、2013年2月23日〜3月13日のカンボジアでの活動と、2013年8月30日〜9月14日のネパールでの活動です。

Q2.このボランティアに参加したきっかけを教えてください。

山手さん

最初に海外ボランティアに興味を持ったのは、小学5年生の時です。小学校の取り組みの中で青年海外協力隊の人に手紙を書くことがあり、そのいただいた返事を読んで「海外で楽しみながら現地の人々に協力できる活動がある」ことを知りました。

海外に限らず、自分にできることは何かないかと考えながらも、ひとりではなかなか行動できず、時間ばかりが過ぎていきました。大学に入ってからも、最初は友だちを誘ってばかりの私に、両親がひと言「ひとりで動くことも大事」と言ってくれました。その頃ちょうど、広島市立大学の友だちからこういう活動があるよと教えてもらい、ひとりでも参加してみようと決めました。

Q3.現地ではどんな活動をしましたか?

カンボジアでは、レンガで家を作りました。作業は、レンガを付けるためのセメント作りからはじめました。セメントを塗ってレンガを積んだり、トイレの穴を掘ったりするのですが、私たちはボランティアとして参加しているので、ある程度の高さに積み上がり、高所作業になってくると現地のスタッフと交代します。ネパールでは竹を使って家を建てました。それぞれの国の文化によって使う素材も違います。

また、建築方法によっては1期間の1チームで1棟を完成させることは難しく、途中まで韓国のチームが作業したところを私たちのチームが引き継ぐなど、ボランティア同士で分担しながら作業を進めていきました。普段からスポーツが好きで、身体を動かすことは好きですが、かなりの筋肉痛になりましたし、たくさん日焼けもしました。

建設のボランティア以外にも、現地の小学校で子どもたちと交流する機会がありました。この小学校も、日本のボランティアチームが建てたのだそうです。学校では日本語を教えたり、一緒にお絵描きをしたりしました。子どもたちは「教えて、教えて!」と集まってきてくれたり、手を引いて「遊ぼう!」と誘ってくれたり、みんなとても積極的だったのが印象的です。

Q4.活動に参加しての感想を教えてください。

山手さん

せっかく現地に居るのだから、現地の人と交流し理解を深めたいと思う一方、家を建てる目的で滞在しているので作業に追われ、なかなか余裕をもってコミュニケーションをとることができませんでした。そんな中でも、現地の人と話ができ、名前を覚えてもらったことは嬉しい出来事の一つです。

逆に、私たちのボランティア活動を見て「そんなことをして意味があるのか」「何か変わるのか」と言われ、反論できず、悔しい思いをしたこともあります。中国地方では初めての「Habitat」グループなので、まだまだ経験が足りません。関西支部の学生さんに、ボランティアへの取り組み方、チームのまとめ方などアドバイスをもらいながら活動を続けました。

Q5.ボランティア活動を通じて得たことを教えてください。

この活動を通じて、自分が変わることができたと思います。小さなことでよく落ち込んでいた私ですが、今ではひとりで行動してもなんとかなると思えますし、「まず、やってみることが大事!その方が人生は後悔しない!」と思えるようになりました。自分の、コツコツと地道に取り組める良い面を見つけることもできました。

最後に、両親に感謝を伝えたいと思います。側で支えてくれて、きっかけを与えてくれました。活動資金も自分で調達するようにと、援助せずにいてくれたおかげで、自分の力で参加しやり切ることができたという充実感を感じることができました。これを自信につなげ、人にバカにされても、理解されなくても、「やらない善よりやる善だ」をモットーに、これからも自分の道を歩いていきたいと思います。興味のある学生さんがいたら、ぜひ1度は何かボランティアに参加して欲しいと思います。

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