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2014/12/17【学習支援】第43回LSCドキュメンタリー・アワーを開催しました

 言葉を超えて、人をつなぐ 会議通訳者・長井鞠子

 良質な映像作品を、解説付きで視聴できるLSCドキュメンタリー・アワー。 
 
 第43回は、人文学部の石塚浩之先生による解説を交えながら、「言葉を超えて、人をつなぐ 会議通訳者・長井鞠子」を上映しました。
 先進国首脳が集うサミット、貿易交渉や軍縮会議、そして2020年東京オリンピック招致に至るまで、過去40年以上日本の外交を支えてきた通訳者・長井鞠子さん。彼女が話す言葉は、通訳にありがちなたどたどしさとは一切無縁です。長井さんは、話者が話すとほぼ同時に、まるでその発言者が話しているかのような自然な言葉で、日本語を英語に、英語を日本語に、個性やニュアンスまで正確に再現します。あらゆる分野をこなし、なおかつ圧倒的にわかりやすい彼女の同時通訳は、歴代首相をはじめ、世界中から支持を集めてきました。
 通訳になって47年。いまや大ベテランとなり、あらゆるジャンルの国際会議を任される長井さんですが、最も大切にしているのは地道な下準備です。どんな仕事でも事前に手書きの単語帳を作る作業を欠かしません。「準備と努力は裏切らない」という信念こそが、彼女のよどみない同時通訳を支えているのです。

 ドキュメンタリー上映後、石塚先生は、通訳とはどんな仕事なのか、通訳のトレーニングとはどのようなものなのかを教えてくださいました。そして最後に、大学卒業後、しばらくしてから英語の学習を始め、通訳、そして研究者となった経験から、「人並みの努力しかしなければ人並みのことしかできない。人並みでない結果を出したければ人並みでない行動が必要。大切なのは日常に流されず、次に向かって踏み出す力だ」というメッセージを大学生に送られました。
 参加者からは「通訳者という仕事は、ただ意味を伝えるだけでなく、その人の意思や熱意までも伝える大変な仕事だと知った」、「自分の言葉を普段あまり気にしていなかったが、もっと言葉と向き合っていこうと思った」、「石塚先生の体験を通したお話がとても有意義だった」などといった感想が寄せられました。
 
 さて、12月のLSCドキュメンタリーアワーは、12月18日(木)16:30より、商学部の杉浦順子先生の解説を交えながら、『モンサントの不思議な食べもの』(UPLINK 2008年)を上映いたします。どうぞお気軽にご参加ください。


 
 

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