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2014/11/06【学習支援】「アカデミック・スキル講座(3)」の開催報告

 「アカデミック・スキル講座(3)聴く力—要約編」を開催しました

 学習支援センターでは、大学での学びに必要とされる「読む力」と「聴く力」のスキルアップを目指す全6回の「アカデミック・スキル講座」を開催しています。第3回目となる10月31日(金)は「聴く力—要約編」を開催しました。
 この講座のねらいは、①話の要旨〈核〉を把握すること、②話の構成や展開を考えながら聴くこと、③「中心と付加」、「事実と意見」の関係をとらえて聴くこと、の3点です。

 まずは、映画の予告編を視聴して、その映画が伝えたい中心メッセージを聴き取るウォーミングアップから始めました。2時間以上もの作品を、わずか1分30秒に凝縮する予告編は要約の最たるものとも言えます。映画の中心メッセージを聴き取る体験をした後は、講演やスピーチを聴いて、話の〈核〉を取り出したり、階層構造図に単語をメモすることで語のレベルの違いを意識したりするトレーニングを行いました。

 後半は、スピーチの構成や展開の基本パターンを学んだ後、実際に2つの有名なスピーチを視聴し、具体的エピソード(本論)と結論を聴き取るワークを行いました。構成のパターン例を学ぶことで、次の展開を予測しながら聴くことができ、重要ポイントの聞き漏らしを防ぐことができます。話の「付加」の部分に気を取られすぎず、まずは「中心」部分をしっかりと聴き取ること、そして「事実」を述べているのか、「意見」を述べているのかに注意して聴くことの重要性を学びました。

 当日は、1年生から4年生までの6名が参加し、ワークを中心に取り組みました。
 終了後、参加者からは「要約は高校のときから苦手でした。」、「最近、あまり本を読まなくなり、さらに読んだとしても(自分の)興味に偏った本しか読まないので、少し難しかった。」という感想が聞かれました。その一方で、「話の〈核〉が何なのかを意識することが大事だとわかった。その中で具体例を整理しながら聴き取っていけばよいと思った。」、「今回受けた講座で短い時間だったけれど、中心部分の聴き取り方がわかったと思う。」という感想も寄せられました。
 一度の講座ですぐにコツをつかめるわけではありませんが、冒頭に挙げた3つのねらいを意識して聴くようにするだけでも、日々の講義の受け方が変わってくるはずです。

 11/7(金)に実施予定の第4回「読む力—要約編」で〔要約編〕が完結し、次回は〔批判編〕へと続いていきます。聴いたこと、書かれていることをそのまま鵜呑みにせず、一度立ち止まってじっくりと考える力を鍛えることは、話す力・書く力のアップにつながっていきます。第5回・第6回の講座は参加者を受付中です。みなさんのご参加をお待ちしています。

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