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2014/10/27【法学部】第4回法学部研究会を開催しました

2014年10月16日の4時限目(14:50~)、第2研究棟4階507共同研究室で第4回法学部研究会が開催されました。研究会では、2013年9月から1年間、ニュージーンド・クライストチャーチとスウェーデン・ウプサラにて派遣研究に従事していた名波彰子准教授より、「Informality: Comparative observation on Non-Governmental Organizations (NGOs) in New Zealand and Sweden (インフォーマリティ:ニュージーランドとスウェーデンにおける非政府組織の比較観察)」をテーマとする研究報告が行われました。

本報告では、1980年代の公的セクター改革を経て「小さな政府」を実現しようとするニュージーランドと、「福祉国家」として名高いスウェーデンそれぞれの非政府組織が、外国人住民の支援分野において政策提言活動を行う際の類似と差異が明らかにされました。また、それぞれの国の政治的・社会的要因がどのように影響をするのかについての比較考察、2つの国のNGOが内包する課題が報告されました。この分野は文献資料が少なく、オセアニアと北欧については特に体系的な研究もまだ確立されていないため、名波准教授の現地での実地調査に基づく研究は興味深い内容でした。

報告後は、非政府組織の概念・定義の問題や補助金、そして社会争点化をする主体としての非政府組織の意義、スウェーデンの移民問題などについて、活発な質疑応答と議論が行われました。また留学先の大学環境の問題点についての質問については、ニュージーランドに長い間居住された名波准教授の実体験に基づく答えがあるなど、なお一層充実したものとなりました。

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