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2014/10/06【学習支援】第41回LSCドキュメンタリー・アワーを開催しました

 失われた文明・マヤ~密林が生んだ二千年の王国~

 良質な映像作品を、解説付きで視聴できるLSCドキュメンタリー・アワー。

 第41回は、商学部の三倉康博先生による解説を交えながら、「失われた文明・マヤ ~密林が生んだ二千年の王国~」を上映しました。
 多くの古代文明は水を得やすい肥沃な平原に発展しましたが、マヤ文明は水源となる大きな川もなく、うっそうとしたジャングルの中で栄えました。では、なぜそのような過酷な条件の下で、マヤ文明は2000年も繁栄を謳歌することができたのでしょうか。文明の発達のためには、水と食糧の安定的な確保が必要です。
 マヤの人々は、緻密な計算で雨水を一箇所に集める水の利用システムを作り上げ、天文学・気象学を発達させてその知識を農業に活用していました。
 マヤ文明には70もの主要都市が存在し、互いに破壊や殺戮を行わずに独立を保ったまま繁栄していました。統一国家をもたず、多様性を保っていたことで、危機的状況に陥ったときにでも文明の滅亡を防ぐことができたと言われています。
 
 また、マヤ文明の人々の農業は焼き畑と呼ばれるもので、土地を傷めないよう配慮して焼き畑が続けられていました。しかし、マヤ文明の都市が巨大化し始めると、焼き畑や建設が大規模に行われるようになり、過度に森林を破壊してしまうこととなりました。その結果、食糧難となり戦争が深刻化し、そして、16世紀のスペインによる征服ともたらされた伝染病でマヤ文明は崩壊してしまいました。
 
 三倉先生は、地図を使いながら、中央アメリカの歴史やマヤ文明の繁栄から滅亡までの時代背景、そしてマヤ文明滅亡後の中央アメリカの社会状況について解説されました。その後、マヤ文明の都市間の争いに関することや現在の中央アメリカに住む人たちの人種に関して、参加した学生から質問があり、先生と参加者の間でディスカッションが行われました。
 
 参加者からは、「緑に囲まれた巨大な遺跡の映像に感動した」、「環境のデメリットをメリットに変えて利用していたことに驚いた」、「都市が大きくなりすぎて緑がなくなったという状況は現代にも通じるものがあると感じた」などといった感想が寄せられました。

 さて、次回のドキュメンタリー・アワーは10月30日(木)に開催予定です。次回は人間環境学部の川村邦男先生の解説を交えて、「コズミックフロント 私たちは火星人!? 最新探査で迫る生命の起源」を上映いたします。どうぞお気軽にご参加ください。
 
 
 

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