大学広報
University Public Relations

活躍するOB・OG

この街で起こる事故を
1件でも減らしたい。
松村 英明
経済科学部 現代経済学科 2007年卒業
宇部警察署
交通総務課兼交通機動隊

毎日変わらず白バイで街を見守り続け、日常に潜む危険に気づいてもらうきっかけに。

交通機動隊はタフでなければ務まらない仕事。

いま私は、生まれ育った山口県で、日々白バイに乗って交通違反の取り締まりに従事しています。事故多発エリアなどを巡回して、皆さんの安全を守るのが私の役目。マラソン大会の先導を務めることもあります。この仕事に就きたいと思ったのは、高校生の頃です。通っていた高校の隣がたまたま交通機動隊の本部でいつも白バイを目にしており、憧れるようになりました。高校卒業後は広島修道大学に進学し、学内で実施されていた公務員対策講座で力をつけたおかげで採用試験を突破でき、2007年に下関警察署に配属。2011年から宇部の街を守る白バイ隊員として、宇部警察署に勤務しています。まさに憧れてきた職場で働けることになり、その喜びはとても大きかったのですが、実際に勤務してみると白バイ隊員はあこがれの仕事というだけではありませんでした。まず何と言っても体力的にハードです。お手本になる立場ですから、雨の日も風の日も法規をキッチリ守り、正しい姿勢を崩さずに運転し続けなければなりません。また、つねに一人で行動するため、どんな場面に出会っても、どう対応するのかを自分で判断しなければなりませんし、判断が間違っていないかどうかプレッシャーがかかります。さらに「取り締まり」という職務の特性上、嫌われ者になることもあります。肉体的にも精神的にもタフでなければ勤まらない仕事だと思います。

人にしっかり向き合い、伝えたいことがある。

しかしそんな大変さが小さく思えるほど、私はこの仕事に大きなやりがいを感じています。それは自分の行動に、誰かの未来の事故を食い止め、命を救う可能性を感じるからです。例えば、法定速度60キロの道で80キロを出して検挙された人はよく「たかが20キロくらいで…」といいます。でもそういった人の多くは、20キロの速度オーバーがどれだけブレーキを遅くするかを理解していません。ですから私は現場で、あと1mでも手前で止まれたら事故にならなかった、というケースが実際にどれだけ多いかをじっくり話します。その後運転しているときに、私の言葉を思い出して少しでもスピードを緩めてくれたらと願っています。白バイ隊員というのは、コミュニケーション下手では決して務まらない仕事だと最近強く思っています。いろいろなタイプの人に、こちらの意図をしっかり伝えなければなりません。私は広島修道大学在学中に、いろいろな考えを持つ多くの友人に恵まれ、人の話をしっかりと聞き、自分の意見を伝えるコミュニケーション力を鍛えることができました。少林寺拳法部に所属して厳しい上下関係の中で磨かれたことも、いろいろな人とやりとりする現職に役立っていると感じています。今後はさらに専門知識を身につけて、市民の皆さんにもっと具体的にわかりやすく説明できるようになりたいです。そしてさらにこの街に必要とされる自分に成長していきたいと考えています。

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