英語英文学科
Department of English

もっと知りたい!英語英文学科

在学生のみなさんへ

英語英文学科は、言語学習を柱の一つとする関係上、大変厳しい一面を持ちます。それは学生である皆さんにとっては「お仕着せ」や「強制」と感じられるかも知れません。しかし、言語を習得するためには、そうした一面が不可欠であることも事実です。この点、よく理解しておいてください。

次に、言語学習にあたっては、授業でそのすべてを網羅することはできないということです。イギリスやアメリカで日本人に英語を教えている教員の多くが「日本人学生は授業で全部教えてくれると思っていて、自分から勉強しようとしない」とよく言います。言語が使用される場面は無限にあります。当然のことながら、それを一々授業で取り上げることはできません。

授業は木の幹であり、それに枝や葉をつけるのは一人一人の学習者、つまり君たち自身なのです。大学はその作業への協力を惜しみません。質問への回答や教材の整備などできるだけのことをしたいと考えています。幸いなことに、本学にはそうしたシステムがあります。どうか授業だけですべてとせず、積極的な言語学習への参加を心掛けてください。

最後に、言語によるコミュニケーションでは、いわゆる教養や知識の豊かさがしばしば決定的な役割をはたすことを覚えておいてください。「教養科目」には広範な、多数の科目が用意されています。また英語以外の言語に触れることも大切です。そうした授業に積極的に参加することで、自らの理解の幅を広げることが、語学力を支えることになり、やがては「国際人」としての幅を広げることにもなるのだと考えています。

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通訳翻訳プログラム

実務に直結する知識と技能を育む体系的プログラム

外国語を使う専門技能といえば、まっさきに通訳・翻訳を思いつくのではないでしょうか。国際化の進展に伴い、通訳・翻訳の重要性はますます高まっています。世の中に、外国語を理解し、話せる人が増えたとしても、高度な言語能力に支えられた信頼性の高い通訳・翻訳の役割が低下することはありません。
通訳・翻訳は、単なる2言語の変換作業ではありません。異なる文化に属し、異なる言語を使用する2者の意図や目的を理解し、適正な手段でコミュニケーションを成立させる技術です。
通訳・翻訳に従事するには、実務に求められる知識と技能を身につける必要があります。英語英文学科では、体系的な「通訳コース」「翻訳コース」を設置しており、実務と理論の両面に通じた専門家による直接指導を受けることができます。

通訳コース

「入門」「基礎」「同時通訳」の3ステップからなる通訳訓練のプログラムです。プロ通訳者養成のためのさまざまな基礎訓練を取り入れた演習で、基礎的な英語運用能力の強化を図りつつ、段階を追って、逐次通訳、同時通訳の基礎となる技能を習得します。 分野としては、主にビジネス現場での通訳を想定しながら、他の分野の通訳も視野に入れ、実務に必要な知識と技能の習得を目指します。すべてのステップで同時通訳ブースを設置したCALL教室を使用し、少数精鋭の訓練を行います。

翻訳コース

「翻訳入門」(Step 1) 、「英日翻訳演習I・II」(Step 2)、「日英翻訳演習」(Step 3) の4科目を配置。段階を追って、文芸翻訳および実務翻訳の基本的な技能を身につけることができます。
実務分野は、広島に本社を置く翻訳会社アビリティ・インタービジネス・ソリューションズ社の全面的協力により指導を行います。様々な分野の課題演習を通じ、実務翻訳に必要な知識と技能を学び、訳文の作成から翻訳作業の流れまで、現役の実務翻訳者の直接指導を受けることができます。

インターンシップ

ースを優秀な成績で修了した学生には翻訳会社アビリティ・インタービジネス・ソリューションズ社でのインターシップの機会が得られます。翻訳会社での就業体験を通じ、ビジネス翻訳の実相を知ることができます。

海外留学

広島修道大学は14ヶ国・地域の30大学と協定を結んでおり、英語英文学科からは、毎年、多くの学生が海外留学で学んでいます。
広島修道大学には、交換留学 (12ヶ国・地域19大学)、短・中・長期の海外セミナー (7ヶ国12大学17プログラム) 、認定留学といった充実した留学制度があり、派遣先も英語圏のほか、中国、韓国等、実に多彩です。さらに、留学を経済面から支援する国際交流スカラシップ制度も設けています。
一口に留学といっても、様々な形態があり、どこで何をどんなふうに学ぶのかは大きな問題です。英語英文学科の学生は、ひとりひとりが自分にぴったりの留学プログラムを選択し、在学中に地球規模の夢を実現しています。

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留学体験者 ロングインタビュー

英語英文学科 2015年卒業 藤澤 美季さん(広島県立呉三津田高校出身)

在学当時3年生の夏から約8ヶ月間、カナダの大学・UNBCへ交換留学生として留学に行っていた藤澤さんに、帰国後どんな事を感じたのか、また、現地での学びや生活の様子、留学をしようと思ったきっかけなどについて、インタビューしました。
留学に興味のあるみなさん、ぜひ参考にしてみてくださいね。


留学先:UNBC(University of Northern British Columbia)・カナダ
留学期間:2013年8月29日~2014年5月2日

Q.留学をしようと思ったきっかけは何ですか?

修大に入学前から留学をしたいと思っていたのですが、そのきっかけは中学生のときまで遡ります。
中学2年生のとき、私の出身市がオーストラリアにある姉妹都市ウーロンディリー市のピクトン高校へ訪問するための海外派遣団を募集していて、友達に誘われる形で参加しました。費用も市がほぼ負担してくれるということで、軽い気持ちで参加したのですが、英語が使えずに辞書に頼ってばかりで、日本語だけでは知り合いになれる人たちが限られ、とても悔しい思いをしました。
一方、オーストラリアの雄大な自然は、日本しか知らない私にとってとても新鮮でした。このことがきっかけで、“いつか長期留学をしたい”、“その時はきっと辞書を使わずにコミュニケーションを取りたい”という目標を持ちました。
修大を選んだ理由は、近隣の大学の中でも海外協定校数が多かったこと、それから留学へ行っても留年せずに卒業することも可能ということでした。そして、英語の力を身につけられる英語英文学科を志望しました。

Q2.留学に行って発見したこと、学んだことは何ですか?

生活面で多くの発見がありました。大学の敷地内にある留学生寮に滞在していたのですが、サウジアラビア、韓国、中国、北欧・ヨーロッパ圏出身の方など世界中から集まっていたので、入浴の習慣、キッチンの使い方、部屋での過ごし方、週末の過ごし方など、いろいろなところで異文化に触れ、発見がありました。
日本ではあまり見ないベジタリアンの方専用のメニューが、飲食店だけではなくホームパーティーのような場でも普通に用意されていることにも驚きました。留学をしたことで、いろいろな国の文化を一度に知ることができました。

Q.留学先では、どのような勉強をしましたか?

予想はしていましたが、英語だけの授業はかなり辛かったです。毎日、予習をしておかないと授業で何をしているのか、先生が何の説明をされているのか、ほとんど理解することができませんでした。一日何時間もかけて予習・復習をしましたし、これまでで一番勉強していたと思います。
前期が3ヶ月間、後期が4ヶ月間あり、合わせて6科目を履修しました。英語では、1.映画の分析、2.作文やエッセイの書き方の基礎、3.文学の読解と劇や詩の分析、の3つの専攻がありました。このほか、4.世界史、5.心理学、6.国際学(日本について)の科目がありました。
授業は、もちろん各国からの留学生が一緒になって受けます。授業に取り組む際の周りの姿勢からも、刺激を受けました。

Q.特に英語の力をつけるのに役立った授業はありますか?

「文学の読解と劇や詩の分析」と「世界史」の授業です。文学の方では、毎回、作家や作品などテーマを変えて読み解きや分析を行い、グループに分かれてディスカッションを行います。他国の留学生は発言も活発で、英語もどんどん出てきます。黙っていても発言を求められ、意見を聞かれます。見出しや、要約の理解では足りず、きちんと内容を理解していないと何を話しているかついていけないほどでした。
世界史でも、グループに分かれてするワークがありました。課題がちょっと変わっていて、歴史上の人物について調べ、今も生きていると仮定してインタビューをしてまとめる、というものでした。私たちは、アッシジ(イタリア)のキアラという人について調べ、ニュースキャスターがインタビューをしたという設定にしました。質問を設け、それに対する答えとして、私たちがその人物について調べたことを当てはめました。「○○の時はどうでしたか?」「幼少期のエピソードは?」など、歴史について学ぶこともできるし、英語の単語力や文章力もつく、とても良い授業でした。

Q.授業以外の活動として何に取り組みましたか?

主に、ボランティアと日本語授業のアシスタントを行いました。
ボランティアでは、ある病気の方のために募金を行う活動をしました。日本で募金と聞くと、街頭で箱を持って立って「募金をお願いします」と呼びかけるのですが、カナダでは、寄付をいただく代わりに例えば車を洗ったり、靴を磨いたりします。難しいことではなくても、何か相手に貢献をすることで寄付をいただくので、お互いに「してあげた・してもらった」という感覚が少なく済むように思いました。
日本語授業のアシスタントでは、カナダで日本語を学ぶ学生たちの授業進度を確認するボランティアをしていました。日本語の授業のあとでキャッチアップというフォローの時間があります。そこで、ゲームをして、どこが理解できていないか、どの辺りまで日本語の理解が進んでいるのかを一人ひとり確認し、先生へ報告します。先生は、その報告を受けて、次の授業でどの学生にどのように教えたらよいかを考えます。
英語を学ぶ事は、将来的に見ても世界的に見ても役立つことが多く、必要性を感じますが、海外の人にとって日本語はできなくても困らない言語だと思います。それでも、日本語に興味を持って学ぼうとしてくださっていることをとても嬉しく感じました。

Q.留学を終えての感想をお願いします。

これまで、やってみたいことがあっても、「まぁいっか」と後回しにしたり、そのまま諦めてしまうことが多かったのですが、留学へ行って、自分でやろうと決めて行動することの大切さがわかりました。カナダでできた友達からスキーやホームパーティーなど「〇〇ってやったことある?」と聞かれることがたくさんありましたが、ほとんど「Never(一度もない)」と答えていました。留学をしなかったら、すべてNeverのままだったと思います。やってみて初めて分かるということ、知ることの楽しさを覚えました。
ロサンゼルスからの留学生ととても仲良くなり、クリスマスシーズンにロサンゼルスの実家に3週間も泊まらせていただき、一緒に過ごし、あちこちへ遊びに行ったのも良い思い出です。これからも交流を続けていきたいと思っています。
留学に興味のある方がいたら、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。

取得できる資格

英語英文学科では教職課程を履修することにより
「中学校教諭一種免許状・英語」、「高等学校教諭一種免許状・英語」
を取得できます。また教職課程を履修した後、大学院修士課程を修了すれば
「中学校教諭専修免許状・英語」「高等学校教諭専修免許状・英語」
を取得できます。

近年いずれの都道府県においても新規の教員採用件数が減少していますが、教員採用試験はフェアーな実力勝負の機会ですから、これからも十分な語学力と教養を身に付けた学生が数多く教職に就いていくことが期待されます。

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